ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。
JAPONISM(ジャポニスム)
機能とデザインを進化させ日本の眼鏡シーンを牽引
1990年代から現在まで、日本のアイウェアシーンを牽引した最重要ブランドのひとつが、鯖江の眼鏡メーカー「ボストンクラブ」が手掛けるジャポニスムだ。ブランド名は、19世紀後半に西洋の美術やファッション界に多大な影響を与えた、日本美術の一大ムーブメント「ジャポニスム」から。同ブランドは「実用を疎かにせず本質をデザインする」「造形の美しさをデザインする」「期待と驚きをデザインする」をコンセプトにしている。
その魅力は多彩なシリーズ展開にある。「DiESS(ディーエス)」は、“カタチ”と“機能”を本質の域まで深めたプレミアムベーシックライン。“カタチ”では人が潜在的に美しいと感じる有機的な丸さを追求した。“機能”では、蝶番にβチタンで最高グレードの「Bio-Titan Lex」を採用。極薄の0.65mmに仕上げたシートスプリングを開発して、究極のフィット感を実現している。“良いものを長く”がコンセプトの「PROJECTION」シリーズでは、10万回もの開閉テストをクリアしたラダーヒンジを開発。また、「Sense」シリーズでは枯山水など、日本の美をアイウェアで表現した。
日本の美意識と職人技を武器に、新たなアイウェア創造に挑戦するジャポニスム。その進化はとどまるところを知らない。
JAPONISM(ジャポニスム)
BRAND INFO
創業年/1996年
創業者/小松原一身
現在地/日本
問い合わせ先/GLOSS GINZA
TEL:03-5579-9890
ブランドの特徴
1. 日本的モダンを表現した高いデザイン性
2. 鯖江の職人技を駆使して掛け心地や耐久性を追求
3. 世界観の異なる多彩なシリーズ展開
チーフデザイナー
笠島博信
東京デザイナー学院工業デザイン科卒業後、自らの知識を広げるために渡米。1994年にボストンクラブに入社。「眼鏡の既成概念を覆す」をモットーに斬新なフレームを提案する。