鈴木亮平が語るFUN SUITS!

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鈴木亮平が着こなす
FUN SUITS!

「40代は新人のつもりで、今までの仕事の“貯金”に頼らず、恥をかくことを恐れずに」

鈴木亮平さん

スポーツに賭けた青春をドラマで追体験!!

──10月からスタートするTBS日曜劇場「下剋上球児」にご主演。どんな作品になりそうでしょう?

鈴木 三重県に実在する高校野球部に取材して書かれた「下剋上球児」という書籍からインスピレーションを受けたオリジナルストーリーのドラマです。僕が演じるのは、10年以上連続で1回戦敗退していた高校の野球部の顧問で、社会科の先生の南雲脩司。高校生役の若い俳優さんたちは、ほぼ全員野球経験者で、実際に甲子園に出たメンバーもいます。でもスポ根ではなくて、教育や社会的な課題がテーマになっていて、何かしら問題を抱えている生徒たちに先生が寄り添い伸ばしていくことで、彼らに自信をつけさせ、最終的に甲子園出場という奇跡を起こせるかどうか、というストーリー。僕の役も、ちょっと秘密を抱えていて、もともと高校球児でしたが大学時代に怪我で野球をやめ、教師になってからは高校球児だったことを隠して生きている。でも周りの人たちによって野球部に巻き込まれ、情熱が抑えられなくなっていきます。主演という形ですが、主役は高校生たち。彼らのキラキラした姿を見て欲しいですね。

──ご自身は野球の経験は?

鈴木 経験がないので、今、専門の方に教わりながら、素振りをしたり、バッティングセンターに行ったり。元ピッチャーという設定なので投球の練習もしていますが、野球ってこんなに楽しかったんだ、と。生徒役の子たちとグラウンドでキャッチボールしているだけでも楽しいですね。撮影に先立ち、大谷翔平選手の試合を見に行き、ホームランを目の当たりにしました‼ 大谷選手は最初から自分でプランを考えてストイックにやられる人だと思いますが、そういう人は僅かだし、みんなが野球を続けられるわけでもない。そんな中で、野球を通じて人生の何を学ぶのかが、このドラマのテーマでもあります。

──高校球児の聖地である甲子園球場の地元、西宮市のご出身ですが、何かとご縁がおありだとか。

鈴木 甲子園は市の体育大会の会場でしたし、高校生のときには阪神戦や高校野球全国大会でビール売りのバイトもしました。そこで目にした高校球児たちは、負ければそこで終わりだから泣くし、決勝で勝っても涙する。当時はその裏に何があるのか想像できていませんでした。僕はバスケットボールをやっていましたが、全てを賭けていたわけでもなく、所属クラブも万年1回戦負けで、勝ち抜く喜びも知らなかった。でもこのドラマが、スポーツに賭ける青春を追体験させてくれていると思います。

──ドラマでは、南雲先生のスーツ姿は登場するのでしょうか?

鈴木 1話の卒業式のシーンでありますね。往年のジャージでスポ根な先生ではなく、オーバーサイズのバンドカラーシャツをアウトで着ているような、意外とモダンなイメージなので、オシャレ過ぎないようにしながら、そこを意識したスーツを選んでいます。スーツは人間性が出ますよね。なので役によっては、敢えてサイズの合わないものや、あまり絞りのきつくないものを着ることもあります。昨年の『エルピス』というドラマでは、“デキる男”という設定の役だったので、オーダーで仕立てて頂いたスーツを着ましたし、最終回のクライマックスのシーンでは、アルマーニで仕立てたネイビーのヘリンボーンのスーツを持っていって着用しましたね。

──今回のM.E.では、ハイブランドのスーツを着用頂きました。

鈴木 間違いないオーセンティックなものも好きですが、最近モードっぽいものもすごく気になります。20代の頃は無理して格好つけたり、30代では等身大の自分を大事にしたい時期もありましたが、それを過ぎて、等身大の自分よりもちょっと遊びがある服で敢えて格好つけてみることに興味が出てきたかもしれません。

──海外で様々な賞を受賞され、タキシード着用の機会も増えたのでは?

鈴木 「007」の中で一番好きな『カジノ・ロワイヤル』でダニエル・クレイグが着ていたのがブリオーニのタキシード。ニューヨーク・アジアン映画祭の授賞式で「ライジングスター・アジア賞」を頂いたときはブリオーニのタキシード、その前のオープニングセレモニーではゼニアを着ましたが、気分が上がりましたね。海外の受賞式では、日本の代表として、日本人は着物だけではなく、洋服の着こなしもきちんとしていることを示せるようにと意識します。

──今年40歳という大きな節目を迎えて、どんな意識の変化が?

鈴木 もう人生後半、ということをすごく感じるようになりました。時間に対する意識が変わって、あまり無駄にしていられないぞ、と。自分だけのことでなく、この作品がどう届くか、どう思ってもらえるか。また、日本の俳優全体、業界全体がレベルアップし、もっと拡大してよくなっていくにはどうしたらいいだろうかと考えるようになりました。生意気ながら、そんなことを考えるようになったことに自分でも驚いています。40代は新人のつもりで、恥をかくことを恐れずに、一生懸命生きたいですね。今までやってきた仕事の“貯金”に頼らず、自分をより厳しい環境に置いて、できない自分を人に見られて、どれだけ恥をかけるか。それが今、一番課題にしているところですね。

Profile
鈴木亮平 Ryohei Suzuki

1983年兵庫県西宮市生まれ。2007年『椿三十郎』で映画初出演。’14年NHK連続テレビ小説『花子とアン』で、ヒロインの夫役で話題となる。’18年NHK大河ドラマ『西郷どん』に主演。’21年にTBS日曜劇場枠で放送され好評を博した『TOKYO MER~走る緊急救命室~』により、’22年10月韓国・釜山で開催された第4回アジアンコンテンツアワードで主演男優賞受賞。’23年4月、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が公開。’23年7月、第22回ニューヨーク・アジアン映画祭で主演作『エゴイスト』が上映され、ライジングスター・アジア賞受賞。10月からスタートするTBS日曜劇場『下剋上球児』に主演。
公式Twitter @ryoheiheisuzuki

[MEN’S EX Autumn 2023の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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