Beyond the Border.
シェアで着こなすU(アンダー)40mmの腕時計
【今回のシェア時計】
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン
元祖ラグジュアリースポーツウォッチにして、不朽の名作。昨年、一新されたCal.7121は、超薄型ながら約55時間駆動という実用性も併せ持つ。ムーブメントも外装同様に丁寧に手仕上げされるため生産数は限られ、入手は困難。自動巻き。径39mm。SSケース&ブレスレット。434万5000円(オーデマ ピゲ ジャパン)
タイドアップルックにも似合う大人のスポーツウォッチ
1972年に誕生した初代ロイヤル オークは、薄型自動巻きの傑作キャリバー2121を採用したことでケースを薄くエレガントにし、SSウォッチを高級化した。昨年の50周年を機に新型ムーブメント搭載で一新されたが、8.1ミリ厚の薄型ケースは継承。スーツやジャケットの袖口に、無理なく収まってくれる。初代と同じカラーをPVDで再現したダイヤルの色調も、他社がラグジュアリースポーツウォッチで多用するブルーと比べ、シック。タイドアップしたシニアにも、ふさわしい。
カジュアルな装いを格上げするスポーティエレガンスな造形美
薄く上品なロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シンは、同時にビス留めした幅広の八角形ベゼルやダイヤルのプチタペストリー装飾によって、立体的でスポーティな雰囲気を醸し出している。ゆえに若々しいカジュアルウェアにも似合い、白いTシャツとデニムというシンプルコーデも、時計の高級感が格上げしてくれる。ケースは小振りだが、豊かな造形美で程よく存在を主張し、マウンテンパーカーの重い袖口にも負けない。洋服のスタイルも世代も超える、まさに万能なる1本である。
完璧な鏡面仕上げが煌めいて、淑女の手元に華やぎを添える
1972年の誕生当時、39ミリのケースはあまりに大きく、付いた愛称は“ジャンボ”。しかし今では小振りな部類で、細い女性の腕にあっても、違和感はない。しかもマスキュリンになり過ぎないのは、外装に入念な手仕上げが行き渡っているから。繊細なヘアライン仕上げの中にベゼルやケース、ブレスレットのエッジに施した完璧な鏡面の煌めきが映える。ポリッシュ仕上げしたベゼルを留めるビスはホワイトゴールド製で、輝きは一層艶やか。パートナーとのシェア使いにもおすすめだ。
お問い合わせ先
オーデマ ピゲ ジャパン TEL 03-6830-0000
[MEN’S EX Spring 2023の記事を再構成]
※表示価格は税込み。