【日夜連載】銀幕スターに学ぶ「ハリウッドスタイル」

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Style of Cinema Stars
アメリカントラディショナルを築いた銀幕スターのスタイル図鑑

【日夜連載】銀幕スターに学ぶ「ハリウッドスタイル」

アメリカントラッドを語る際にあげられる映画スターの装いも、よく見ると複数のスタイルがある。映画に造詣が深いトラッドスタイルのレジェンドにその違いを伺った。



Style 4
HOLLYWOOD(ハリウッド スタイル)

映画スターが流行をアレンジ

流行にも敏感だった映画スターたちは、その時々のトレンドを自身の服装にもアレンジして取り入れた。アイビーやアメリカントラディショナルなどのスタイルがニューヨークで一般人にも着られたのに対し、こちらは、映画スターがスーツをビスポークしてヨーロピアンで大人らしくディテールをアレンジしたパーソナルなスタイルだ。代表的な例として、フレッド・アステアのようなエレガントな「英国調スタイル」や、エフレム・ジンバリストに代表されるような「コンポラスタイル」があげられる。



Fred Astaire(フレッド・アステア)

英国調でエレガント(フレッド・アステア)
Cinema『足ながおじさん』(1955)

英国調でエレガント
フレッド・アステアによる資産家の役らしいエレガントな着こなし。着ているスーツも立体的なシルエットで、ビスポーク感のあるチョークストライプのブリティッシュスーツだ。劇中ではソックスで遊びを加えたり、ベルト代わりにネクタイをする独自の着こなしも見所。



Efrem Zimbalist Jr.(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)

コンポラルックの代表格(エフレム・ジンバリスト・ジュニア)
Drama『サンセット77』(1958〜1964)

コンポラルックの代表格
TVドラマ『サンセット77』のエフレム・ジンバリスト・ジュニアは’60年代に生まれた「コンポラスタイル」の代表的俳優だ。アイビースタイルをベースに、細めなラペル、深めのVゾーンは深め、浅めのサイドベンツ、さらにはフィッシュマウスを採用することもあり、ラペル周りで洒落感を強調したスタイルだ。



慶伊道彦さん

Kay Standard Style
慶伊道彦さん

 Profile 
アイビースタイルや映画に精通し、YouTubeチャンネル「Kay Standard Style Tokyo」で映画やカルチャー、ファッションを解説。




[MEN’S EX Summer 2022の記事を再構成]

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