W大阪というホテルを旅の目的地(デスティネーション)としたい――。2021年3月に大阪・心斎橋に誕生したW大阪の総支配人、近藤 豪氏は意欲的にそう語る。
これまで、ホテルと言えば、旅行先で休む場所と捉えられがちだったが、W大阪はむしろ、W大阪を訪れ、泊まることを旅の目的にしたい!と思わせてくれるホテルとして誕生した。ここでは、今年の3月で開業1周年を迎え、更なるパワーアップを目指すW大阪の魅力をご紹介しよう。
W大阪は地上27階建てのビル1棟すべてがホテルの施設という、最近のラグジュアリーホテルでは珍しい大規模な設計だ。全337室ある客室のうち、スイートルームは5つのタイプで50室も用意されるというスケール。建物全体のデザイン監修は、世界的建築家の安藤忠雄氏によるものだ。