6月 水無月(みなづき)
どんよりな季節を明るく乗り切る助っ人! 【イエロー】
色は、それを身に着けている人の個性を引き立ててくれる印象作りに格好のツールだ。季節感、時代感など様々な角度から、今月、皆さんの味方となり得る勝ち色を見つけ、解説する。
[STYLE1]爽やかで快活! 清潔感もある強力コンビ
「黄のポジティブさに紺色の誠実さUPのイメージが合わさり、大勢の前でのプレゼンなどにオススメの装い。紺が明るめで黄とトーンが揃っていることで、センスの良さも漂わせます」(カラープロデューサー・今井志保子さん)
梅雨の時季にこそ味方につけたい心も印象も晴れやかになる色
どんよりした梅雨。薄暗い日も多く、気分もダウンしがちな時季に、提案したい勝ち色はイエロー。有彩色の中では太陽に一番近い色であり、光の色。明るさを自分にも周りにも感じさせ、コミュニケーション力もアップしてくれるこの色で勢いをつけよう。
イエローで装う時の注意点は?
黄×黒の強すぎコントラスト
「例えば踏切や危険標識に使われている黄色×黒の組み合わせ。これは明度、彩度、色相差が激しく、もっとも目立つ配色です。黒は強さだけでなく怖さも含む色なので、目立ちやすいイエローと合わせると相手を威嚇する印象を発する可能性も。なので黒×黄色のタイなどを締めてお説教すると、それが何倍も怖く映る可能性がありますね」
定番色とイエローの相性は?
コントラストか馴染ませるか
「空の色であるネイビーやブルーとは無論好相性。いっそうの爽やかさを印象づけます。梅雨空を彷彿させるグレーとは、シックで粋なイメージをもたらします。イエローと色味が近いベージュやブラウン系とは馴染みがよく、陽だまりのような雰囲気を演出。イエローを目立たせずさりげなく装えるのでイエロー初級者にはおすすめです」
イエローの「色彩感情」とは?
明るさ、話しやすさ
「“笑顔を呼ぶ色”と表現されるポジティブな色がイエロー。知的好奇心を促したり脳の言語中枢を刺激する色でもある。コミュニケーション力をアップさせ、人見知りを抑えたりするので、会食や活気づけたい会議などの際にオススメ。視認性が高く膨張色でもあるので、自分を大きく見せたり存在感をアピールするのにも効果的です」