“これは絶対名作になる!”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。
一枚で絵になる大人のカットソー
ロングTシャツ&フーデッドパーカー
テロンとしない上質生地でさりげなく差をつける! コットン100%の生地は、表面をシルキーに仕上げて非常に実に素晴らしい着心地。程よくゆとりを確保した細身のシルエットも魅力。右2万7000円、左2万2000円(トヨダトレーディング)
樗澤アスペジといえばM–65をはじめミリタリーテイストなアウターに強いというイメージがありましたが……。
田上わかってないねぇ~。実は、クリーンで都会的なアイテムを提案するトータルブランドへと急速に進化しているんだよ。コンセプトに掲げる通り、“最上級の普段着”をどんどん提案していて、こういったアイテムも得意なんだよ。
樗澤たしかにこれらも目のつんだ厚手コットンを使用していて、シンプルなのにしっかり上質感が伝わってくる。テロンと薄手のカットソーは、大人が着ると貧相に見えてしますよね。あと個人的には乳首が目立たないのも利点(笑)。
田上Tシャツもフーディも大きなジップポケットがアクセントになっているのもいいよね。こういうディテールが一枚で着たときに効いてくるんだよな。
樗澤少しフェード感のある色合いもこなれた感じがします。
田上製品染めした後、洗いにかけたそうだよ。こういう巧みな味出し加工はM–65などでも見られるアスペジ得意の技。春に向かうこれからの季節、こういうちょっといいカットソーが一枚あるとインにアウトにと重宝するんじゃないかな。
樗澤同感。肌触りも滑らかですし、在宅ワークも気持ちよくこなせそうです。
話したのはこの2人
田上雅人(時計・車・美容担当)
コロナもあり愛車で移動する機会が急増。その際、厚着したくないので、本作がちょうど良いかも。
樗澤広樹(ファッション担当)
暑がりゆえニットよりカットソーが好み。ただ最近ロンTが似合わなくなってきたので、今商品に期待。
Brand HistoryASPESI(アスペジ)
ミラノ郊外にて1969年にシャツメーカーとして始動。M-65型アウターの大ヒットを契機に、伊を代表するトータルブランドへと成長を遂げた。
[MEN’S EX 2021年2・3月合併号DIGITAL Editionの記事を再構成]
(スタッフクレジットは本誌に記載)※表示価格は税抜き