【中村アーカイブ】秋冬版がスタート!「HOFERのチロリアンジャケット」とは?

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HOFERのチロリアンジャケット

ビームスのクリエイティブディレクター、中村達也さんが所有する貴重なお宝服の中から、ウンチク満載なアイテムを連載形式で紹介する人気連載「中村アーカイブ」の秋冬バージョンがスタート! 「ベーシックな服もアップデートされていくので、何十年も着続けられる服は意外と少ない」という中村さんだが、自身のファッション史の中で思い出深く、捨てられずに保管してあるアイテムも結構あるのだとか。そんなお宝服の第19弾は……?

中村アーカイブ細バナー

【中村アーカイブ】 vol.19 /HOFERのチロリアンジャケット

私が大学生だった1983年頃、突如として渋谷のセレクトショップでHOFER(ホッファー)という見慣れないブランドのカラフルなニットジャケットを見かけるようになりました。

手に取ってみると、かなり厚手で重くしっかりしたウールで作られており、ボタンはコイン風のシルバーのボタンが付いていて、チロリアンジャケットと呼ばれるそのジャケットにとても興味を覚えました。

その後、そのジャケットはメンズやウィメンズのファッション誌で度々取り上げられるようになり、ファッションに敏感な人たちの間で瞬く間に人気アイテムとなりました。

街中でそのジャケットを着た人をかなり見かけるようになり、私も一着欲しいと思ったのですが、当時本格的なテーラードジャケットが買えるくらいの値段で、大学生の私にとっては高価で簡単に買うことのできない憧れのニットジャケットでした。

その後、大学4年の秋にBEAMSでアルバイトを始めると、先輩がそのジャケットを安く譲ってくれることになり、2年越しで念願がかない、やっと手に入れることができました。

自分のモノになって、改めてそのジャケットのことを色々調べてみると、オーストリアの伝統的なニットジャケットで、ウールのニットを蒸気で圧縮させて作られていることを知ります。

さらに、そのジャケットが流行った背景が、パリでフレンチアイビーの人たちの間で流行り、それをきっかけに日本にも輸入され、日本でも人気アイテムになったことを知りました。

それ以降’90年代前半頃まで、休日にファイブポケットやチノパンとあわせてよく着ました。カジュアルなアイテムとあわせても上品に見えるこのジャケットは、小奇麗なカジュアルスタイルを好む私にとって、とても重宝するニットジャケットでした。

HOFERはすでに廃業し、もうこのジャケットを作ることはできません。

’90年代以降一度も袖を通していませんが、後世に残したい銘品なので、自分のアーカイブ資料として残していこうと思っています。

今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2020

Nov. VOL.316

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