映画『ゴッドファーザー』に学ぶ「ピークトラペルストライプスーツ』

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長く愛される名画の登場人物にリアリティと深みを持たせるアイコニックなアイテムやコーディネート。それらは時にストーリー以上に鮮やかに記憶に刻まれる。クラシックな要素を取り入れることが洒脱とされる今、印象的な紳士を目指すならここから学ぶことは多い。

【#おうち時間充実計画】/映画とファッション #10
名画の“象徴”から学ぶ洒脱の演出
『ゴッドファーザー』

ゴッドファーザー
Photo:Collection Christophel/アフロ

『ゴッドファーザー』

アメリカのマフィアの内幕を描いた小説をフランシス・コッポラにより映画化。巨万の富を築いた一族の跡目相続問題や敵対マフィアとの抗争が重厚なタッチで描かれる。マーロン・ブランドとアル・パチーノが父子を演じ、フランシス・コッポラ監督が描く壮大なファミリードラマの一作目。1972年公開。

小柄なアル・パチーノだが『ゴッドファーザー』ではそれを感じさせない貫禄溢れるスーツ姿を披露する。特に印象的なのが、ボスの座を引き継いだばかりのときの、ダブルのストライプスーツの着こなし。NYの裏社会で強力な権力を獲得した男に相応しい、迫力と威厳を示す装いだ。

映画では3ピースを着ているが、実際のビジネスでは強印象になりすぎる恐れも。折しも最近のスーツはクラシックなワイドラペルが主流に戻りつつあり、ピークトのデザインを合わせたモデルが増えている。そんなラペルによる顔周りの存在感を保った2ピースぐらいが、日本人なら丁度良い。

自分を相手に印象づけたい。そんなときに頼ってみると効果的ではないだろうか。

「ピークトラペルストライプスーツ」で究極の威厳見せ
TAGLIATORE / タリアトーレ

TAGLIATORE
スーツ13万円(トレメッツォ) シャツ2万8000円/ジュゼッペ パガーノ(エストネーション) タイ1万2000円/ロバートフレイザー(アイネックス)

劇中アル・パチーノが着たのはパッドのしっかり入った構築的な仕立てだったが、今らしく着用するならご覧のように軽快な仕立てのものを。

洒脱なブラウンも生地の柔らかさを際立たせている。それでいてピークトワイドラペルで強さをアピールできる、抜き差しのバランスが絶妙な一着だ。

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※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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