風呂空間へのこだわりを突き詰めることで、理想の湯殿の形が見えてくる。ここでは、特に施主のリクエストとして多い3つのこだわり風呂空間をご紹介。それを実現するための「鍵」を、湯殿作りのプロである建築家や設計士に聞いた。

１．▶パーソナルな空間を作るには風呂の位置が鍵！

キッチンやトイレと近い場所に置かれがちな浴室だが、あえて“寝室の奥”に配置するのが鍵。「最も隅に配置することが多い寝室よりもさらに奥に置くことで、入浴前後に家族と遭遇することが避けられるため、一人の時間を静かに堪能することができます」(一級建築士の髙島 勲さん／積水ハウス)。

２．▶優雅な空間に仕上げるには隠す収納が鍵！

生活感のあるバスグッズが見えていると、せっかくの“湯殿”気分も台無しに。雑多なものはすべて隠してしまうことで、風呂場はより優雅な空間に仕上がる。「特に扉つきの収納にしてしまえば、浴室はよりすっきりと仕上がります」（コンセプトデザイナーの和田直哉さん／アーネストアーキテクツ)。

３．▶絶景を眺める空間には風呂場の色が鍵！

風呂窓の外に見える景色を何よりも大切にしたいと考える場合、空間はよりシックに仕上げ、景色を引き立てることがコツだ。「風呂場のトレンドカラーはグレー。バスルームの内側と外側の色を統一することで、景色を邪魔しない空間に仕上がります」(設計士の村井彩佳さん／バンクチュール)。

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