「IWCの腕時計では、こういうパイロット系が一番好き」【編集部員の名作予報】

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“これは絶対名作になる!”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。

アイ・ダブリュー・シーの
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア」

ブロンズの雄々しさに惚れる

アイ・ダブリュー・シーの「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア」
定評ある自社製のキャリバー69000系クロノグラフ・ムーブメント(キャリバー69380)を、直径41㎜にサイズダウンしたケースに初搭載。ケース素材はブロンズゆえ、時とともに徐々に色調が濃く変化していく。自動巻き。カーフストラップ。74万円(IWC)


経年変化する素材を纏いよりヴィンテージ感UP

関口真弘 関口 ポートフィノやポルトギーゼなどのドレス系のラインも魅力だけれど、個人的にはIWCではこういうパイロット系が一番好き。


田上雅人 田上 各国空軍の採用実績も豊富な伝統のシリーズですもんね。


関口真弘 関口 このケースはブロンズ?


田上雅人 田上 ご明察。ブロンズは腐食に強いため昔から船のパーツや潜水器具に使われていますが、緑青が発生しやすいから腕時計にはあまり採用されなかったんですよね。でも最近はヴィンテージ演出としてブロンズの経年変化する特性に着目するブランドが増えてきた。


関口真弘 関口 今作はオリーブグリーン文字盤と相まって一層レトロな趣き。退色したような夜光塗料を使った芸の細かさもいいね。


田上雅人 田上 機械も素晴らしいですよ。搭載するのは、頑丈さに定評ある自社製クロノグラフですから。軟鉄製インナーケースにより磁気に強いのも嬉しいポイントです。


関口真弘 関口 41㎜径ゆえ様々な装いに合わせやすいし、ガンガン着用した後が今から愉しみな1本だね。


    話したのはこの2人


    関口真弘関口真弘(ファッション担当)
    実はバーゼル取材歴もあり、時計担当の座を虎視眈々と狙う。


    田上雅人田上雅人(時計・クルマ・美容担当)
    IWCで好きなのはインヂュニア。理知的な雰囲気が大好物。


Brand History IWC(アイ・ダブリュー・シー)
スイス・シャウハウゼンにて1868年創業。高効率なペラトン式自動巻きや高精度永久カレンダーなど革新性に秀で、名作を輩出。



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)


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