【久保田利伸さんインタビュー】欠点もラブリー! 昔の曲を歌うのも、今は楽しくなった

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4年ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースした久保田利伸さんに、新作とファッションについて聞いた。

久保田利伸

久保田利伸 KUBOTA TOSHINOBU


profile
静岡県出身。’85年から田原俊彦や鈴木雅之、小泉今日子らに楽曲提供を始め、’86年にシングル「失意のダウンタウン」でデビュー。代表曲は「TIMEシャワーに射たれて…」「流星のサドル」「Missing」「You were mine」「LA・LA・LA LOVE SONG」「AHHHHH!」「LOVE RAIN~恋の雨~」「Bring me up!」など。’95年にはアメリカのメジャーレーベルと契約し、TOSHI KUBOTA名義で海外でもアルバムを発表している。

ジャケット20万円、ポロシャツ2万8000円、パンツ3万円/以上ランバンコレクション(以上ジョイックスコーポレーション)

4年ぶりのオリジナルアルバムは、”人間賛歌”がテーマ

1986年のデビュー以来、抜群の歌唱力と卓越したリズム感、そこから生み出されるクオリティの高い楽曲で多くの人を魅了し続けている久保田利伸さん。「Missing」や「LA・LA・LA LOVE SONG」など、いくつものヒット曲を世に送り出すだけでなく、日本人に馴染みの薄かったR&Bやソウルミュージックを広く浸透させた先駆者として音楽ファンからも高く評価されている。

そんな久保田さんが、4年ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースした。その名も『Beautiful People』は、”人間賛歌”をテーマに、ファンキーあり、トラップあり、バラードありと、最高のバランスで構成された極上のアルバムに仕上がっている。

「大人になると、さまざまなことを経験するので、以前より世の中のことがわかってきます。僕自身、いろいろと経験してきた中で思ったのが、人間というのは結局不完全なんだってこと。ただ、それは悪いことではなくて、不完全だからこそ理想を追い求めるわけだし、不完全だからこそ個性が生まれるわけです。欠点だと思っていたことでも、見方を変えれば”ラブリー=美しく見える”。そんな思いをこのアルバムに込めました」

また、リリース前から話題を集めていたのがアルバムのジャケットデザインである。砂漠の上を走っているちょんまげ姿の全裸の男。実はこれ、久保田さん本人なのだ。

「本来は僕がやる予定ではなかったんですけど、デザイナーとスタッフがやれと言うし、たしかに裸の僕が砂漠の中を走っているビジュアルはシュールでファンキーだなと思って脱ぎました。そうなると、普通の髪型だとバランスが悪いので、ちょんまげにして。ちょんまげは久しぶりですけど、いいですね。なんかちょっとスタイリッシュに見えるから、今日みたいなジャケットにも合うし、Tシャツにも合うし、全裸にも合う(笑)」

現在は4年ぶりとなる全国ツアーを開催中。ニューアルバムの収録曲を中心に、往年のヒット曲もたっぷり披露しているという。

「昔の曲は稚拙に思えて、少し前までは歌うのが照れ臭かったんですけど、今は楽しくなりました。曲の稚拙さも、未熟な歌い方も、すべてひっくるめてラブリー!なので、わざと昔っぽい歌い方で歌ったりします。わざとらしいって笑われますけど(笑)」


「昔の歌を歌うのが前は照れ臭かったけど、今は楽しくなった」

久保田利伸
久保田さんといえば、完成度の高いライブも魅力。現在、ニューアルバムを引っ提げて4年ぶりの全国ツアーを開催中。圧倒的なエンターテインメントをぜひ間近で。

哲学やスタイルが変わらないブランドが好き

ファッションに関しては、「基本的に変わらないものが好き」だという久保田さん。

「変わらないといっても、色やデザインが変わらないんじゃなくて、哲学やスタイルが変わらないという意味です。例えば、RRLみたいなブランドが好きですね。ずっと変わらないじゃないですか。そこにはちゃんとしたブランドの哲学がありますよね。最近までアルバム制作で忙しくて、街で気になるアイテムを見かけてもなかなかお店に行く時間がなかったので、ツアーが終わって落ち着いたら、ゆっくりと買い物に行きたいです」

『Beautiful People』

MUSIC『Beautiful People』

日本が誇るキング・オブ・R&Bが4年ぶりに贈る、全14曲のオリジナルアルバム。初回生産限定盤の特典DVDには、新曲「その人」と「So Beautiful」のミュージックビデオのほか、貴重なミュージックビデオ撮影の裏側と素顔が見られるドキュメント映像を収録。
【初回生産限定盤】CD+DVD¥3,666(税込み)
【通常盤】CDのみ¥3,157(税込み)

[MEN’S EX 2020年1・2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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