「ビームスFのスーツ」が、きちんと見えながら着心地が良い理由

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セレクトショップのスーツは日本人カスタマーが育ててきた。日本のマーケットを見つめ続け、日本人が袖を通したときのビジネスでの佇まいを突き詰めた名作スーツならではの工夫とは?

BEAMS/ビームス
名ディレクターによる着る人を選ばない英・伊の融合

ビームスFはレディメイドのスーツを6型ほど展開しており、本作はジレ付きのスリーピースだが比較的ベーシックモデルという位置づけ。やや広めのピッチのチョークストライプは華やかだが主張が強くはないため、正統なビジネスシーンでも活躍する。

スーツ13万5000円、チーフ2800円/以上ビームスF、シャツ3万6000円/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ、タイ1万5000円/ブリューワー(以上ビームス 六本木ヒルズ)

羊毛の名産地として名高い英ハダースフィールド地方の名門ミル、サヴィル・クリフォードのチョークストライプを採用したこちらのスーツ。しかしその生地を英国ブランドのように構築的に仕立てても日本人には似合いづらい。ビームスFのクリエイティブディレクター西口さん曰く、「こだわりは沢山ありますが、たとえば腕の動きやすさを生む”そら豆型”のアームホール。楕円状になるよう、ハンドで丁寧に袖付けしているので、前肩めに設定した袖と連動して肩の前方に余裕が生まれます」

伊・英に精通し独自のファッション感ももつ、西口修平氏が監修

どちらかというとイタリアのスーツのような、柔らかな仕立てになっているのだ。この肩部分然り、平板な体型の日本人が着ても適度に立体的になるよう作り込むには縫製やアイロンワークが肝に。ただこの作り込みは最終形でなく、シーズン毎に細かく見直しを行うからこそ、クラシックなアイテムでも現代的なスタイルを表現できるようになるのだ。



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年月12号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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