歳を重ねた男に映える深いブラウン
紳士こそ渋茶を嗜む
年齢を重ねて嬉しいことのひとつは、若い頃には似合わなかった服が自然と馴染むようになることだろう。ブラウンのジャケットもそうだ。若いうちは洒落感が過剰に出がちだったのに、いま羽織ってみれば、渋みを増した容貌に馴染んで大人の格や色気を上品にアピールするアイテムとなる。
ミドルにはベージュのような明るいブラウンも似合うが、秋冬らしい情緒あるスタイルを築きたいなら、ダークなブラウンを選ぶといい。
メインで紹介したリングヂャケットは、茶にグレーを混ぜたようなかなり渋い色合いのグレンチェック生地を採用。こういう”渋茶”ならビジネスで着やすく、年齢や立場に相応の貫禄も示せる。
もちろん渋茶のジャケットは合わせ次第でドレッシーからカジュアルまで様々な装いに使える。また左頁のようにパンツを明るい色調としてコントラストをつけると一気に若々しく、ノーブルな印象に。大人の男の奥行きを示すためにも、狙ってみる価値は大きい。
RING JACKET MEISTER 206 / リングヂャケットマイスター206
メランジ感ある茶ベースに黒とグレーのグレンチェック柄を配し、全体としてグレイッシュなブラウンに。風格あるダブルながら冴えた仕立てで着用感が軽いのも魅力だ。ウール100%。17万円(リングヂャケットマイスター206 青山店)