ディーゼルに長けたアルファ ロメオ
アルファ ロメオとしては、日本初導入となる”クリーンディーゼル”エンジンを搭載したセダン、「ジュリア2.2 ターボディーゼル SUPER」が上陸した。
アルファ ロメオとディーゼルの組みあわせに違和感を覚える人もいるかもしれないが、欧州では1970年代のジュリアスーパーの時代から、4ドアセダン系にはディーゼルエンジン仕様を設定してきた長い歴史がある。近年日本では”クリーンディーゼル”エンジンを搭載したモデルが人気だが、これはディーゼル特有のPM(粒子状物質)やNOx(窒素酸化物)の排出を抑制する画期的な「コモンレール」という燃料噴射方式によって実現したものだ。
そして、実は世界で初めて乗用車にこのコモンレールを搭載したのがアルファ ロメオ156だった。フィアットグループはディーゼルの先駆者だったのだ。現在、この特許技術はボッシュが所有しており、世界中のメーカーがそれを活用しクリーンディーゼルモデルを生み出しているというわけだ。