「リヴェラーノ&リヴェラーノ」のスーツ&ジャケットが、時代に左右されず愛される理由

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日々のなかにあって、大事にしたいと思うもの。それは自分にとっての王道だ。尊ぶべきそれは、日常の”そこ”にふと現れる。貴方に至福を与える王道をいざ考察しよう。

時代に左右されず愛される普遍性
「LIVERANO & LIVERANOのスーツ&ジャケット」

マドラスチェック
上の写真はそれぞれ鴨志田氏が、1994年(右)、2004年(中央)、2018年(左)に仕立てたもの。

流行や時代の空気を捉えることも大切だが王道の男の到達点を目指すなら重んじたいことがある。それは普遍的な価値をもつものを見極め、それを尊ぶこと。

時を超えても廃れない価値や美をもつ”本物”を自身のスタイルの核としたい。紳士の装いの基本であるドレススタイルについて考えたとき、リヴェラーノ&リヴェラーノのスーツはまさに時に左右されない普遍の美を体現。その魅力をユナイテッドアローズ クリエイティブアドヴァイザーの鴨志田康人氏に訊いた。

「ナチュラルな肩のつくり、細腹(前身頃と後ろ身頃の間の部位)の取り方、そして、ラペルから丸みを帯びたフロントテールまで美しい曲線を描き流れる優美なこのライン……。その美しさは普遍的で時を経ても決して色褪せません。

そしてなにより圧倒的な風格がありつつ、着る人の人となりを誇張して見せるのではなく、その人らしさを引き立ててくれるから自然体で着られる。自分で言うのもなんですが、故にエレガントに見えるのだと思います。30 年近く仕立ててきましたが、それが全く飽きずに着続けられる理由でしょう」

唯一無二の美がありつつも、着る人にすっと馴染む。時を超える普遍の美は懐が深いのだ。自身のスタイルを支え、風格を添えてくれる。そんな逸品と長く付き合えることこそ成熟した粋な男の到達点だろう。

約30年にわたりビスポークでオーダー

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多少のサイズ調整を加えつつ、昔仕立てたものも現在でもワードローブの一軍として着続けているという。ザソブリンハウスでは定期的に同ブランドのオーダー会を開催(次回は2019年7月18日〜21日)。納期は仮縫いを経て約1年後。スーツのビスポークオーダーで78万円〜。




普遍的シルエット美をカッティングの難しいコートでも実現

普遍的シルエット美をカッティングの難しいコートでも実現

鴨志田氏が同ブランドで初めて仕立てたというこちらのコート。「コートは着丈が長い分、ジャケット以上にカッティングが難しいですが、独特の襟型とフレアに仕立てたフォルムは美しく、唯一無二のエレガンスがあります」



※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年7・8月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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