トラッド鞄は一生の友 —「今」な王道スタイル1週間—
サコッシュブームに乗り遅れたくはないが……
若者たちから人気に火が付いたサコッシュが、最近大人の間でも定番化しつつあることは聞いていた。だがコンサバ男の性で、どうしてもトラッドな要素を求めてしまう。そんな中で刺さったのが、キャンバス×ブライドルレザーのミニショルダーだ。英国伝統の鞄をグッと小ぶりにした、ありそうでなかったデザインがいい。これをサコッシュ代わりに使うのが、自分的にはしっくりきた。これくらいの大きさなら、差し色的なグリーンを選んでも派手に見えない。休日に手放せない鞄になりそうだ。
鞄2万7000円/ホワイトハウス コックス(グリフィンインターナショナル) コート13万8000円/マッキントッシュ(エリオポールメンズ銀座) ニット3万9000円、マフラー1万8000円/以上オールド イングランド(オールド イングランド オム 広尾店)モテるやつではないけれどずっと愛せるトラッド鞄
荷物を持ち運ぶ実用品であると同時に、ステイタスシンボルや旬を表現するアクセサリーとしての役割も持つ鞄。トラッド鞄は、記号的な魅力にあふれた”モテる鞄”ではないかもしれない。
でも、確かなクオリティと普遍的なデザインで、一生かけて愛せる存在だ。
トラッド鞄を暮らしのパートナーとして、長く実のある付き合いをしてほしい。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年2月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)