保温力にかけて右に出るモノがない素材、それがダウンだ。そのダウンを充填したアウターは防寒着の王道であり、暖かいのは当たり前。それだけに、用途別の+〇〇を重視して選ぶのが大人の賢い選択と言えよう。
+スーツに合う
条件は「ウール」「長丈」「少しゆったり」
スーツに合うダウン3ヶ条を心得るべし
スーツにダウンアウターを合わせるスタイルは、イタリアのサッカープロリーグ、セリエAの監督たちが確立させたと言われている。スーツで指揮をとる彼らが、極寒のピッチで暖を取るための手段だった。ヘビーデューティなダウンアウターが生むギャップは、確かにスーツの上から着てもカッコいいのだ。
そのための選びの条件は次の通り。まず表生地がウールであること。それからジャケットが隠れる着丈であること、中にスーツが着用できるサイジングであること。キートングループに属するアウターブランド、キーレッドのこちらも当然この条件を満たしている。”スーツに合う” ことはつまり、山登りに行くわけではない。それゆえ、このようなシーンにおいては機能性よりも上品さを重視するのが正解といえる。
KIRED / キーレッド
キートングループに属するアウターブランド。イタリア生産で上品を貫き、クロージングスタイルとの相性は群を抜く。フード部のファーは着脱可となる。着丈85cm(46サイズ)。