【美食と新服 #7】”行きつけ”の特別感、”いつもの”心地よさ

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スペシャルな美食店にどんな新作服を着ていこう?

特別な”美食”「うなぎ藤田 白金台店」×
お洒落な”新服” 「ブルネロ クチネリ」のデニムスタイル

美食と新服

鰻はシンプルかつ奥深い和食の代表格の一つだと思う。鰻重という一箱に詰められた歴史と伝統。日本の食文化を凝縮した一品は、クオリティの高い日常とも言える。その特別な日常を楽しむには、肩肘を張らず、しかし気を抜きすぎず、自分自身の日常の最良で向かうのがいい。

その着こなしの肝となるのは、色数を抑え、その上強い色を持ってこないことだ。このコーディネートでは、スエードの上品な素材感を邪魔せず、適度な抜け感をリラックスしたデニムでバランスを取っている。

行きつけの店には、さりげないクオリティがよく似合うのだ。

お洒落な”新服”
Brunello Cucinelli

ブルネロ クチネリのデニム 上品カラーの巧者によるスマートな「ハレ」デニム
DENIM/ブルネロ クチネリ


ヴィンテージ感がありつつ上品。明るい色目に抜けたデニムは、カジュアル感を持ちつつ美しいシルエットの「レジャーフィット」と呼ばれるライン。9分丈のスポーティさは今期注目のシルエットで、スマートな着こなしのベースとなってくれる。スエードジャケットと合わせれば、ブルネロ クチネリが提唱する”カジュアル サルトリアル”が完成。特別な美食にも合う、実に応用範囲の広い一本だ。デニム9万8000円(ブルネロ クチネリ ジャパン)

美食と新服 ジャケット72万円、ニット8万3000円、カットソー3万6000円、靴11万8000円/以上ブルネロ クチネリ(ブルネロクチネリ ジャパン) 時計176万円/ゼニス(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)

特別な”美食”
Unagi Fujita

浜松に本店を持つ名店満を持して東京へ
「うなぎ藤田 白金台店」女将 藤田清美さん

fashion_20180212_unagi_4.jpgPROFILE
静岡県浜松市出身。「うなぎ 藤田」3代目・藤田重喜氏の長女。弟で4代目の将徳氏と2016年に白金台店を開業し、女将となる。

うなぎ藤田は浜松に本店を構える。多くのファンを持つ名店が東京に進出したことは実に喜ばしい。「鰻料理は手のかかったカジュアルなお料理だと思います」。女将の清美さんの言葉通り、日常の中にすんなりと入り込んでくる。しかし、じっくりと蒸され丁寧に焼かれた鰻の味わいは、素材、裂き、焼き、タレ、飯というシンプルさとは裏腹にどこまでも深い。うな重(山)3800円、きもの天麩羅700円

RESTAURANT DATA
住所:東京都港区白金台4-19-21 IGAXビル3階 TEL:03-6432-5636 営業時間:11時30分〜14時、17時〜21時 休:月曜




[MEN’S EX 2018年2月号の記事を再構成]
撮影/長尾真志 スタイリスト/村上忠正 ヘアメイク/勝間亮平(masculine)、古川 純、TOYO(bello.) 取材・文/長崎義紹(paragraph)、中河由起恵(paragraph)、中村竜也(paragraph) 取材協力/甘利美緒

※表示価格は税抜き

2024

VOL.341

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