30代後半以降、体型&立場が変わったら、若作りの細身スーツは軽薄な印象に?!
シャープに見せたいがためについ固執してしまうタイトすぎる装い。その落とし穴をフィッティングのプロが指摘します!

この人に聞きました!
サルト銀座店 ディレクター・店長
森岡和也さん
銀座店トップフィッター寒澤氏に従事。一番弟子として様々なお直しに対応し、サルトオーダースーツも提案する。
「中年期のお客様で陥りがちなのが体型に合わない若者向けの細すぎフィット」
「お客様を見ていて今最も気になるのは30代半ば以降の方の過剰なタイトフィッティング。
この年代は体に贅肉がつき始め、また社内でも役職に就くなど、より落ち着いた装いを求められる転換期です。若いときに好んだ細身のスーツのままでは、どこか無理があり軽薄な印象になることも。適正なゆとりあるフィットに見直すことで、普段の動作にも余裕が生まれ、歳相応の落ち着きを感じさせられます」(森岡さん)
こんな症状に注意
□ お座敷に座ると腿回りがパツパツに。
□ 吊革につかまると二の腕の形が出る。
□ 座ったときにジャケットのボタンが全く留められない。