英国調クラシックな装いが主流になる今、ワードローブのアップデートに悩む方も多いだろう。しかし、今らしく装う方法は、何も新たな服を購入することだけではない。手持ちの服もお直しするだけで、新鮮な印象に蘇えるのだ。
「何年もかかってワードローブを揃えても、旬が過ぎたりどこか飽きてしまったりで、着なくなってしまった服は意外と多いもの。それらのアイテムも、細部のお直しで生まれ変わる可能性を大いに秘めています。特にジャケット・シャツの肩回りや襟は、その表情を左右します。そこを少しお直しするだけでも大きく見違えますね。
軽装になる夏は、ワードローブを整理するのにうってつけの時期。お洒落がシーズンインする秋になる前に、ご自身の手持ちのアイテムを再活用できないか見直してみてはいかがでしょう」(青柳さん)
ファッション ディレクター
青柳光則さん
小誌連載「お洒落道場」でもおなじみのM.E.のご意見番。自著でも洋服のリフォームについて言及し、古いワードローブを活用するお直しにも精通。
case 1:手持ちのアンコンジャケットが旬な「英国調ブレザー」へ
英国調ブレザーへのお直し 合計9500円
- パッドを入れ、肩傾斜を変える 5000円
- メタルボタンへの交換 4500円