ビジネスエグゼクティブの趣味を拝見〜客観視する視点を培う「いけばな」

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責任ある役職につき、ビジネスの第一線で活躍するエグゼクティブたち。仕事に打ち込むのは勿論だが、余暇や趣味に対しても決して手を抜かない。それは、その時間を通じて得た学びや経験がビジネスにも生かされるからだ。自身のOFFの時間でも、”求道”すること止まない方々に、そこで得たきづきを教えていただいた。

珈琲焙煎・販売業ゼネラルマネージャー 大谷知也さん

1968年生まれ。ニュージーランド発のコーヒー豆焙煎会社、オールプレス・エスプレッソ・ジャパン代表。清澄白河にある焙煎所併設のカフェは、エスプレッソ通に評判。


自らの仕事・作品を客観視する視点を培う「いけばな」

いけばな

小原流ビギナーズスクール

大谷さんが通うのは、東京・南青山のいけばな小原流ビギナーズスクール。男性の受講生も増えている。口の広い器に盛るように生ける”盛もり花ばな”が小原流。研究会にも積極的に参加し講師も「センスがいい」と太鼓判。



花と向き合う時間が教えてくれたこと

きっかけは一昨年、ふと目に留まったいけばな小原流教室のパンフレット。

「花は常に身近にありましたが、まさか自分自身がいけばなの門をたたくとは。年末の開放感から心が開いていたのかもしれません。習い始めてすぐに、いけばなは感性ではなく確立された理論であることに気付きました。理論を踏まえたうえで生けることで、初めて自分の個性になる。花も仕事も基礎あっての自由演技。そこに面白さを感じています」

生けた作品を様々な方向から慎重にバランスを確かめる。

「正面だけでなく、様々な視点を行き来することで、自分本位ではない他者の視点をこれまで以上に意識するようになりました。仕事も”人に響いて”こそ意味がありますから」



[MEN’S EX2018年08月号の記事を再構成]
撮影/岡田ナツ子、大泉省吾、長尾真志、河野敦樹、池田佳史・仲山宏樹(以上BOIL) 構成・文/伊澤一臣 文/長崎義昭・中河由起恵(以上Paragraph)、吉田 巌(十万馬力)、秦 大輔、間中美希子、礒村真介、酒向充英

2024

VOL.341

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