ACATE
アカーテのバッグ

コーデ不問で毎日「持てる」シンプルデザイン

主張の強いコッテリ顔よりも、サッパリした塩顔のほうが今どきだし、結局もてるんだよね…人の話じゃなく、鞄のデザインの話。

この冬デビューしたミラノ発の「アカーテ」は、”Stay simple”を標榜し、装飾性を極限まで排した洗練のデザインで話題の鞄ブランドだ。上質なナチュラルシュリンクレザーを用い、あえてサイズを小ぶりに仕上げたという写真の一品。

一般的にはビジネス用のドレスバッグというイメージのあるクラッチだが、こちらはニットにデニムの休日着にもすんなり馴染む。服装をジャマしない控えめさゆえ、シーンやスタイル不問で毎日「持てる」というわけだ。

ファクトリーはウィメンズバッグも生産しているというだけあり、微妙な曲線の表現も巧い。持つほどジワジワ好きになる鞄だ。

コストパフォーマンスにも大変優れた良品です

ザ ソブリンハウス ディレクター
太田裕康さん

「財布、携帯電話、タブレッドなどの携行品をちょうど収められるサイズ感がいいですね。シンプルで潔く、かつ柔らかさを感じる表情も絶妙。品質・価格のバランスも優秀だと思います」

［MEN’S EX 2018年1月号の記事を再構成］
撮影／赤尾昌則（whiteSTOUT）　文／小曽根広光（編集部）