ローマン・ゴティエ
インサイト マイクロローター ブラックチタン

高効率を叶えるマイクロローターの超スムースなスイングを文字盤側から堪能できる

スイス時計の聖地、ジュウ渓谷に2005年より工房を置く独立時計師ローマン・ゴティエ。製造本数は年間100本に満たないが、その分、最適なパーツを、最上のマテリアルで、最高の技術力を持って仕上げることから時計愛好家の絶大な支持を集めている。

こちらは2017年発表した「インサイト マイクロローター」のチタンケース版だ。ゴールドケースが先行していたが、もともとこのモデルは”デイリーに使えるラグジュアリーウォッチ”を目指しており、開発当初からチタン素材の採用は念頭にあったようだ。

インサイト マイクロローターの特徴は、前例がないほどの巻き上げ効率に優れるところ。搭載される22Kゴールド製の両方向回転式マイクロローターは、ボールベアリングとして耐摩耗性と静音性に優れるルビーを上下にセット。結果、エネルギーロスすることなく2つの香箱を巻き上げ、マイクロローターながら80時間ものパワーリザーブを実現しているのだ。

そのマイクロローターの回転を視認できるように地板を大胆にカットアウトしたフェイスデザインもこのモデルの見どころ。文字盤上部に時分針、中央にスモールセコンドを寄せ、6時位置にテンプを配置。モダンアートのような趣きをたたえる。
ナチュラルカラーのチタンモデル（880万円）も用意される。

ローマン・ゴティエ インサイト マイクロローター ブラックチタンのディテールをチェック！（写真3枚）

撮影／小澤達也　文／吉田 巌（十万馬力）
※表示価格は税抜き