自由な時代にこそ知っておきたい
スーツ&ジャケットの着こなしNEWセオリー 50
【SUIT編】
ライフスタイルが多様化し、自由な装いが許される今の時代にこそ、どんなときも「品格」を基盤とすべし ── Men’s EX本誌がたびたび提言しているこの理念を、最も端的に実践できる服といえばスーツとジャケットだ。しかしカジュアル主流の目下、“ただ着るだけ”ではその用をなさなくなりつつある。時代の流れに沿いながら、明確な意思とともにスーツやジャケットをまとう。これが品格を醸す秘訣なのだ。そのために知っておきたい50の新常識を総まとめしてお伝えしよう。
【NEW THEORY 01】
それはきっと、トレンドじゃない
あなたがスーツでまといたいのは何か? まずはそこから考える
「これが今季のトレンドです」という売り文句を聞いて、あなたはどう感じるだろうか。
昔ほどそれが魅力的に聞こえなくなった……というなら、それはきっと多くの人と同じ。あらゆるものごとが目まぐるしく変化するなかで、より普遍的・本質的なものに価値の輝きがシフトしているのだ。
そこで、メンズウェアの基本であるスーツの本質について今、改めて考えてみたい。スーツはもはや、仕事の必需品ではない。はたまた、一過性の流行を味わう服でもない。
ならば、選びの指針はどこにあるか? 答えは、「まといたい印象」ではないだろうか。スーツを通して、どんな人物像を描き出したいか。それが決まれば、選びも着こなしも決まる。次回より、その具体例をお目にかけよう。
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)





