ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。

One/Three Compound Frame（ワンスリーコンパウンドフレーム）

洗練されたデザインに独自構造がスマートに融合

ワンスリーコンパウンドフレームは、デュアルのデザイナーである、柳 根宇氏が2015年にスタートしたブランドだ。「ライフスタイルに寄り添うスタンダードなアイウェア」を目指し、確かな掛け心地とトレンド感のあるデザインを提案している。

ワンスリー（1と3）というブランド名の由来は、眼鏡作りの原点に立ち返る意味を込めて“1”。また眼鏡は「医学的」「光学的」「工芸的」な3要素により成立すること、加えて快適な掛け心地は肌に触れる3点（左右のテンプル2点、パッド1点）の重量を均等に分散することが大切という意味で“3”が用いられている。そんなブランドの信条を体現するのが、独自開発のテンプルデザインだ。たとえば下記の「cfb-09」に採用されている“ボウテンプル”は、弓の形から着想。βチタンの特性を考慮し厚みに強弱をもたせた形状により、こめかみ部分はソフトに、耳にはしっかり掛かる快適な装用バランスを実現した。そうした機能性を重視した独自構造が洗練された佇まいのなかにスマートに取り入れられているのも、特筆すべき点。シーンを選ばないクリーンなデザインと、ストレスのない快適な掛け心地で、掛ける人のライフスタイルに寄り添ってくれるのだ。

メンテナンスアイテムも展開

ワンスリーでは、アイウェアのメンテナンス用品やケース、セリートなどの小物も展開。掛ける人のライフスタイルに寄り添うブランドの姿勢は、そうしたアイテム展開にも表れている。