様々なブランドとのコラボレーション
968 L’ARTのベースは1991年に登場したポルシェ968。ミドルレンジFRスポーツである944の後継として登場した、最後の水冷FRスポーツだ。
エクステリアはルーフが取り外されロードスター仕様に。ベースが968とは分からないほどにリデザインされており、つなぎ目のないボディ形状で、リアセクションはクラシックなポルシェスピードスターを彷彿とさせる造形となっている。ヘッドライトは取り外されバンパーの細型グリル内にLEDを内蔵する仕様。そして”KAR”のグラフィックを表示する左右非対称テールライトが印象的だ。また、グリーンのボディカラーもカー率いるデザインチームによって、独特の色合いを引き出すよう開発されたという。
「968 L’ART」のディテールをチェック！（画像5枚）
細長いミラーや、拡大されたブリスターフェンダーが特徴的。ポップアップヘッドライトは廃止されている。
グロスブラックにペイントされているホイールは、ベースの968と同デザイン。
インテリアトリムはボディと同一色。ステアリングパッドに“KAR”のグラフィックがあしらわれた。
ダッシュボード中央には、タグ・ホイヤーが特別に製造したストップウォッチと時計が備わる。
インテリアにはポルシェがパートナーシップを結んでいるタグ・ホイヤーのストップウォッチを装備。これは968 L’ART専用の特注品で、”KAR”のグラフィックが入る。プロジェクトパートナーであるレカロのシートも装着され、シンプルかつエレガントなカスタマイズが施されている。オーディオは、インテリアを邪魔することのない、革新的なスピーカーの配置や専用グリルデザインをもつ専用システムをBOSEが提供している。
なお、968 L’ART公開を記念して、KAR/L’Art de L’Automobileとポルシェがコラボしたカプセルコレクションも発表されている。さらに、フレグランスブランドのバイレードと共同制作した芳香剤も販売。オンラインなどで購入が可能となっている。
文・編集＝iconic 写真＝Porsche AG
