歴史的建造物に囲まれて、京都の絶景を目の当たりに
今年、創業１４２年を迎えた料亭「山荘 京大和」。幕末の動乱を乗り越え、東山三十六峰を背に京都の歴史を俯瞰してきた老舗の敷地に、この秋、パーク ハイアット 京都が開館する。高層の建物がほとんどない京都で、絶好のロケーション。同館の一部客室やシグネチャーレストラン「八坂」、バー「琥珀」をはじめ、上写真のように京大和の茶室「送陽亭」からは八坂の塔をはじめとする京都の街並みを一望でき、中でも都が夕陽に染まる景色は他では決して観られないもの。珠玉の京都ステイを心に焼き付けるなら、ここだ。
幕末期には、桂 小五郎、武市半平太ら勤皇派の志士が会合を開いた茶室「送陽亭」。沈み行く太陽を見送る空間。以前は利用できなかったがオープン後はこちらで食事も楽しめる。
パーク ハイアット 京都
高台寺専属庭師の北山安夫氏が庭園の設計を手掛け、竹中工務店が設計施工。全70室という抑えた部屋数ゆえに、行き届いたサービスを受け、落ち着いた大人の時間を過ごすことができる。10月30日開業。
住所：京都府京都市東山区高台寺桝屋町360
TEL：075-531-1234
全70部屋のうちスイートは9部屋。そのうちの一つが下のパークスイート（68㎡）。木を基調に落ち着いた空間を演出している。1泊2日 1室17万円前後〜。
［MEN’S EX 2019年11月号の記事を再構成］（スタッフクレジットは本誌に記載）
