カシオ
G-SHOCK MRG-G2000HA

日本刀の鐔（つば）をイメージして、伝統の鎚起（ついき）と最新の表面処理で完成

毎年カシオは、G-SHOCKの最上級ライン「MR-G」において日本の美意識を凝縮したスペシャル限定作を発表。海外のバイヤー＆マスコミからも大きな注目を浴びている。最新作は日本古来よりの武具、日本刀の鉄鐔（Tetsu-Tsuba）をテーマに、力強い機能性といぶし銀の意匠性とを兼ね備えたものとなった。

2016年、17年に続き、今回も文化財の修復などで実力を発揮する鎚起（ついき）師、三代目・淺野美芳氏の協力を得た。鎚起とは、金属板を鎚（つち）で叩いて薄く打ち伸ばす技法で、細やかな凹凸を生み出しながら、同時に高度な堅牢性をも獲得することができる。

新作では、鎚起の中でも「荒し鎚目」という、その名の通り荒々しくも端麗な紋様をベゼルとブレスレットの中コマに刻みつけた。ここに大手鉄鋼メーカー、神戸製鋼所独自のコーティング技術であるアークイオンプレーティング（AIP）を施して、写真のように深みをたたえる色合いと、さらなる硬度、耐摩耗性を増し加えることにも成功している。

標準電波、GPS、Bluetooth経由で世界39都市の時刻はもちろんサマータイムなどを把握できる「Connectedエンジン 3-way」を搭載。タフソーラー（ソーラー充電システム）は、パワーセイビング状態で約23ヵ月連続駆動ができるすぐれものだ。もちろんその強烈な耐衝撃構造は自他共に認める最高品位。まさに日本刀のように美しく、切れ味鋭い逸品だ。

カシオ　G-SHOCK MRG-G2000HAのディテールをチェック！（写真5枚）

撮影／小澤達也　文／吉田 巌（十万馬力）
※表示価格は税抜き