ブルガリ
オクト フィニッシモ オートマティック

自動巻き世界最薄機にさらなる美しさを与えた

故ジェラルド・ジェンタの手による「オクト」の美しくも複雑な多面体構造をそのまま、自社開発の極薄ムーブメントを搭載することで剃刀のようなスリムなプロポーションに仕立て直した「オクト フィニッシモ」のシリーズ。

デビューの2014年にはトゥールビヨンで、2016年にはミニッツリピーターでと矢継ぎ早にコンプリケーション分野で世界最薄記録を樹立。2017年はもっとも売れ筋のジャンル、すなわちシンプルな3針自動巻きで、ムーブメント厚2.23mm、ケース厚5.15mm厚の世界最薄モデルを発表し、「これぞモダンな薄型時計のベンチマーク！」と、世界中の時計愛好家から絶賛されたばかりだ。

ご覧のモデルはその「オクト フィニッシモ オートマティック」のバリエーション。昨年モデルはチタンケースだったが、今作はステンレススティール（SS）ケースに換装。とはいえ普通のSSとは随分と違った表情を見れば、何かが異なることに気づくだろう。

この独特の質感と白味を帯びた色合いは、SSにYGをプレーテッドした後、ロジウム、パラジウムをコーティングし、さらに仕上げにサンドブラスト加工をしたという、手の込んだ賜物。新たな選択肢を用意したことで、この美しき薄型時計の人気にますます拍車がかかりそうだ。

ブルガリ オクト フィニッシモ オートマティックのディテールをチェック！（写真7枚）

撮影／岸田克法　文／吉田 巌（十万馬力）
※表示価格は税抜き