タグ・ホイヤー
タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ GMT

メカもルックスもとびきりモダンながら、伝統のカレラの味は健在！

「キャリバー ホイヤー02」は、2017年の「オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ」でデビューしたタグ・ホイヤーの新しい自社製ムーブメント。高級クロノグラフの証であるコラムホイールと垂直クラッチを採用し、ひとつの香箱で約80時間のパワーリザーブを確保したこのムーブメントは、ジャン-クロード・ビバーCEO自身が「設計、製造、信頼性、性能、メンテナンス性と、全方位で現代性を徹底した」と太鼓判を推すもの。現代の最先端を行くクロノグラフが欲しいなら、間違いなく最高のムーブメントと言えるだろう。

ご覧の新作カレラが搭載するのは、そこに第2時間帯を瞬時に把握できるGMT機能をプラスしたものだ。じつは同社が GMT装備の自社製ムーブを手掛けるのはこれが初。その全貌をモダンなオープンワークで見せつけているのも、メカニズムにこだわる時計ファンには嬉しいところ。その未来的なフェイスに、赤のGMT針や、黒／青のセラミック製ベゼルもじつによく映えている。

それでいてカレラらしさを損なっていないのは、伝統のデザインコードを踏襲しているのに加え、ベースのキャリバー ホイヤー02が1963年の初代モデルと同じ横3つ目レイアウトだからだろう。タグ・ホイヤーの「今」を象徴するモデルであるのと同時に、往年のカレラファンにも見逃せないモデルだ。

タグ・ホイヤー タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ GMTのディテールをチェック！（写真7枚）

撮影／岸田克法　文／吉田 巌（十万馬力）
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