国靴の聖地、ノーサンプトン。その巨大ファクトリーの秘密〈クロケット&ジョーンズ〉

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『MEN’S EX特別編集 最高の靴選び』では、人気ブランドの「最高の3足」をピックアップ。履く時にテンションがあがる2026年“今”の最高の靴選びを真剣に考えてみたい。

「一足の名靴」をつくる
クロケット&ジョーンズ

英国靴の聖地、ノーサンプトン。その巨大ファクトリーの秘密

ノーサンプトンのシューメーカーを訪ねて、「貴社の他に優れたブランドは?」と訪ねると、クロケット&ジョーンズの名が挙がることが多い。その背景には、巨大なファクトリーを運用することでスケールメリットを多工程・高品質な製靴に活かすという、他の追随を許さない体制が整えられていた。

クロケット&ジョーンズの自社工場

機械を多用することでどんな工程も省かない

ノーサンプトンの中心街からほど近く。歴史ある街並みの面影を残す住宅街の一角に、その景観に溶け込む赤茶色の巨大なレンガ壁が荘厳な建築物が出現する。クロケット&ジョーンズの自社工場だ。この工場では約300人もの職人が製靴に向き合い、およそ200の工程を経て一足が作られている。生産ラインは流行に左右されない紳士向けオンリー。加えて広々とした工場内には多くのマシンが導入され、スケールを活かしてシステマチックに管理されている。

クロケット&ジョーンズの自社工場

と、こう書くと血の通わない機械的な製靴を思い浮かべてしまうかもしれないが、実際はその真逆。高品質で、かつ優雅な革靴を作るべく、なるべく小さな工程も省かずに実施していくためだ。カッティングや釣り込みなどの各工程において、細分化されたニッチな専門マシンが多数用意され、またそのマシンを動かす中心となるのはあくまで人の手。ロボットのような機械とはまるで違い、職人の経験がベースになっている。

あくまで一足一足を、気が遠くなるような手数を掛けて、丁寧に。それが積み重なって随一の生産量を誇っているが、このスケールだからこそキメ細やかな製靴が叶うのだ。

THE CRAFT
それでも一足は「人の手」から生まれる

革の裁断が行われる作業場
今も昔も、革の裁断が行われる作業場は3階の北向き窓際と決められている。理由は革のどんな小さな傷も見逃さないようにするため。北向きの柔らかい光が品質チェックに最適だからだ。こうした細やかなこだわりを実践できるのも、十分なスペースと歴史があるからこそ。
革の裁断が行われる作業場
釣り込みや製靴も多数の工程に細分化され、それぞれ専門器具や職人の手仕事で仕上げられる。中には140周年を記念した、ラスト330をベースにした「140」という特別なラストも存在。ストックルームには数え切れない数の木型が収蔵され、その数は恐らく英国随一だろう。

【FACTORY DATA】
CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)

【創業年】1879年
【スタッフ数】約300人
【一足に必要な工程】約200
【完成までの期間】約12週間

問い合わせ先
フレーム青山
TEL:080-4729-1485
https://www.frame.jp

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※掲載されている商品などの価格は、原則として税込み価格であり、2026年9月29日現在のものです。価格は諸事情により変更されることがあります。また、掲載した写真の色や素材感が、実際の商品と若干異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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