誕生35周年を迎えるG-SHOCKのラインナップ中、そのプレステージ性の高い立体的な造形美で特にミドルエイジに支持される「G-STEEL」シリーズ。そこに新たに登場した「GST-B100」は、フルアナログ表示のクロノグラフを搭載しながら、シリーズ最薄のプロポーションを叶えた。この“存在感ある薄さ”、大人っぽいスタイルのアクセントに最適である。


最近のG-SHOCKはデザインや素材面も格段の進化を遂げ、大人の洒脱なセンスをアピールするに相応しい高級感を湛えたモデルも豊富に揃う。2015年にデビューした「G-STEEL」シリーズはその好例だ。メタルと樹脂の異素材をミックスした独特の“レイヤーガード構造”や、圧倒的な立体感を放つフェイスの精緻な造形により、まさに機械式時計で言うところの“ラグジュアリースポーツウォッチ”然とした佇まいを獲得。ここに、よりタフであることを目指して進化し続けてきたG-SHOCKの最新テクノロジーを搭載しているとあれば、発売以来ミドルエイジに大好評を博しているというのも納得だ。
そんな同シリーズに、さらにインパクト溢れるデザインの新作「GST-B100」が加わった。最大の特徴はシリーズ初となるフルアナログ表示によるクロノグラフを搭載していることだ。9時位置にはジェット機エンジンの重厚なブレードをモチーフにしたディスク針をセットし、全幅53.8mmの大径サイズと相まって、いかにも男の腕に似合う迫力を放っているのだ。

もっとも読者にはあまり大きな時計は苦手という人もいるだろう。じつはこのモデルは径こそ大きいものの、樹脂の緩衝パーツをケース内部に配置する新しいレイヤーガード構造の採用により、ケース厚はシリーズ最薄の14.1mmを実現。だから大きさの割にフィット感が非常によく、スーツやジャケットと合わせたときには手首でガシッと男らしいインパクトを発揮しつつ、袖口でもたつかないという絶妙なバランスを見せてくれる。ちなみにこの“大径ながらスリム”というのは、最近のラグジュアリースポーツウォッチでも多く見られるトレンドのプロポーション。コーディネートの洒脱なアクセントとしてのG-SHOCKをお探しなら、今はこの「GST-B100」を真っ先にチェックすべきだろう。
圧倒的な立体感をたたえつつ、新レイヤーガード構造の採用でケース厚は極限までスリムに。最近のラグジュアリースポーツウォッチに多く見られるバランスである。

Bluetooth連動用の8時位置プッシュボタンと、9時位置のディスク針に赤をあしらい、G-SHOCKらしいカラーアクセントとしている。

Bluetooth通信機能を搭載。スマートフォンを介してタイムサーバーに接続するため、世界中どこでも正確な時刻を取得できるとともに、サマータイムやタイムゾーンの情報も自動で更新可能。
