オメガ
シーマスター 1948 マスター クロノメーター

英国空軍時計の流れを組む無骨なケースにクラシックな文字盤が絶妙にマッチ

オメガのフラッグシップの１つであるシーマスター。今年はこの傑作ダイバーズコレクションの誕生70周年の節目であり、多くの新作が投入された。

中でも最もマニア受けしそうなのがこちらのモデル。往年のオメガの味を伝えるクラシックなデザインは、1948年にデビューした記念すべきファーストモデルがベースだ。ちなみに同年にオメガは創業100周年を迎えており、それを記念し、当時英国空軍に納入していた軍用時計をもとにブランド初の本格防水時計に仕立て直したのが初代シーマスターだった。

今作ではその小ぶりながらがっしりしたケースフォルムはもちろん、ボンベシェイプのシルバーオパリン文字盤、短めのドーフィン針など、初代の面影が非常に忠実に再現されている。それでいて性能面はハイスペックで、搭載するCal.8804（および8806）は、スイス連邦計量・認定局（METAS）によりCOSCを超える厳しい検査をクリアしたコーアクシャル マスター クロノメーター。もちろん1万5000ガウスの高耐磁性を誇る。

上のセンターセコンドモデルに加えて、ブラウンレザー仕様でパワーリザーブ約60時間のスモールセコンドモデル（71万円、下のフォトギャラリーにて紹介）も用意される。

オメガ シーマスター 1948 マスター クロノメーターのディテールをチェック！（写真10枚）

撮影／岸田克法　文／吉田 巌（十万馬力）
※表示価格は税抜き