“コレは絶対名作になる!”というヒット確実の名作予備軍たちを、M.E.編集部が独自視点で徹底討論!
巨匠の遺志を紡ぐ、至高のモンク
Stefano Bemer
ステファノ ベーメルのシングルモンクシューズ

イタリアの老舗ステファノ・ベーメルによるシングルモンク(品番12600)。浅めの履き口と丸みを帯びたショートトウの絶妙なバランスに、重厚なメタルバックルが力強いアクセントを添える。堅牢なレザーソールなどビスポーク譲りの精巧な仕立ても魅力。サイズは39~43まで展開され、純正の木製シューズキーパーが付属する。35万2000円(トモエ商事)
小曽根 靴が軒並み値上がりしている今だからこそ、妥協せずにいっそ最高の一足が欲しくなるよね。
橋本 そこで注目すべきが、2026年夭折した旧CEOのトマーゾ氏の遺作ともいえる、ステファノ・ベーメルのシングルモンクです。
小曽根 ビスポーク同等のクオリティで仕立てられていて所有する満足感も格別だし、力強いコバや存在感のあるバックルなど、ベーメルらしい独特の骨太さも魅力です。
橋本 実は2026年の1月に伊勢丹バイヤーがアトリエを訪れた際、トマーゾ氏本人が現代風にブラッシュアップして考案してくれた特別作なんです。今回はワイルドな馬の首回り革「ホースフロント」にグレージング加工を施したエスプレッソカラーで、上品な光沢感が本当に美しく仕上がっています。
小曽根 トマーゾ氏の感性と技巧が宿るメモリアルな一足。この存在感ならワイドパンツと合わせオンオフ問わず贅沢に活用したいね。

アウトソールにはビスポーク靴の証とも言える美しき半カラス仕上げを採用。土踏まずを塗り分けることで、絞りをより立体的に見せ、脱いだときや歩行時にのぞく足裏に、ビスポーク靴らしい艶やかな色気をもたらす。
話したのはこの2人
小曽根広光(編集)
年365日、つまり毎日革靴を履く愛用者。ここ数年は、イタリアのドレスシューズにも興味深々。
橋本慎司(編集)
年中革靴の僕を魅了するイタリア靴の最高峰。巨匠の魂が宿る一足に、胸が熱くなります。
[MEN’S EX Autumn 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





