ミドルサイズモデルのA4が“新型A5”に

アウディは主力モデルである「A4」の後継モデルを、車名も中身も新たに「新型A5」として本国ドイツで発表した。現在、アウディはモデルネームの再構築を進めている最中で、具体的には電動モデルと内燃エンジンモデルを区別して、車名の数字が偶数の場合は電動モデルを、奇数は内燃エンジン搭載モデルを表すようになるという。新型A5はこのルールに則り、内燃エンジン搭載モデルとして登場する。

新型A5の特徴は、新世代の内燃エンジン車用プラットフォーム「プレミアムプラットフォームコンバッション（PPC）」を初めて採用している点にあり、従来モデルと比較して全長と全幅が拡大したうえ、長いホイールベース、大きなホイール、低くスポーティなボディによって力強く洗練されたシルエットとなっている。

モデルバリエーションはセダンのA5およびS5、ワゴンのA5アバントおよびS5アバントの4種類。いずれも48ボルトのオンボードエレクトリカルシステムに基づく先進ハイブリッドシステムである「MHEV plus」を採用しており、A5に用意されるエンジンは150PSを発生する2.0 TFSI（オプションで204PS仕様もある）と、204PSを発生する2.0 TDI。一方のS5は3ℓ V6 TFSIエンジンを搭載して367PSを発生するハイパフォーマンスモデルとなっている。

新型A5はドイツおよびヨーロッパ諸国で今年11月から発売予定。日本市場への導入時期や価格は未発表だ。