ピアジェの“ピアジェ ポロ スケルトン”

ここに透けて見えるは薄型への挑戦を重ねてきたメゾンの誇りなのだ

流麗かつスポーティなデザイン。1979年に誕生した「ピアジェ ポロ」はその前衛的な提案でラグジュアリーを愛する人々を魅了してきた。今年は、そのスケルトン仕様になった新作が誕生した。

元来、 “スケルトン”はクラシカルなドレスウォッチのものとされてきたが、近年はトレンド化しつつある。しかしながら、その中でも、1950年代から薄型ムーブメントを意欲的に発表してきたピアジェによるスケルトンはひと味違う。サファイアケース越しに透けて見えるのは、ムーブメントを限りなく薄くするための卓越した技術力、デザインを重視した設計、芸術的な装飾。

例えばテンプ受けは左右対称の新デザインに、時針を支える筒車は厚さなんと0.11mmにといった具合だ。ドレッシーさと力強さ、その両面を備えた「ピアジェ ポロ」ゆえに、スケルトンという表現が加わることで、より研ぎ澄まされたモダンな美しさと大胆なダイナミズムが増した。

見せることで見る者をさらに魅せる。小さき世界の中にメゾンの英知と美意識がちりばめられている。

PIAGET （ピアジェ）

いっそう薄く、大胆に美しさを追求
厚さはなんと2.4mm、マイクロローターを搭載する薄型自動巻きムーブメント1200S1を「ピアジェ ポロ」で初採用。結果、ケース厚は既存モデルが9.4mmなのに対し、6.5mmとさらに薄くなった。SS製ブレスレットに、左はブルー、右はグレーのアリゲーターストラップが付属。初めてインターチェンジャブル機構を搭載し、付け替えが簡単に。いずれも約44時間のパワーリザーブ。SSケース。径42mm。2021年3月発売予定。各306万円（ピアジェ コンタクトセンター）

［MEN’S EX 2021年4月号DIGITAL Editionの記事を再構成］
（スタッフクレジットは本誌に記載）※表示価格は税抜き