大迫力の男性美
ブリオーニの75thアニバーサリースーツ
見よ、この幅10センチの大迫力ワイドラペル！ スーツが男の正装から発展し男を最も魅力的に見せるものであるなら、これほどその本来の在り方を体現したものがあるだろうか？ それも当然、こちらはテーラード最高峰、ブリオーニがアーカイブからインスピレーションを得て作った75周年記念モデルなのだから。
広いラペル、強くシェイプされたウエスト、それにより広く見せられる背中。どれも男性の魅力を存分に演出できる、マスキュリンなシルエットやディテールだ。それでいて流石ブリオーニというべきか、肩パッドなどは適度に薄く、今らしい軽やかな着心地だ。それはまさに、現代紳士が纏えるクラシック美の最高峰と言えるだろう。
本作を見るとやはり思う、どんなにビジカジが市民権を得たとしても、スーツはやはり男のかっこよさの象徴であるのだと。そしてそれに対する憧憬の念も決して廃れないのだと。
アーカイブよりインスピレーションを受け、’70年代のシルエットをモダンにデザインした「ヴィルジーリオ（Virgilio）」。エッジにハンドメイドステッチを採用。フルライニング仕様。ウール100％。スーツ57万円（ブリオーニ ジャパン）
お問い合わせ先
ブリオーニ ジャパン
TEL:03-6264-6422
※表示価格は税抜き
［MEN’S EX 2020年9月号の記事を再構成］（スタッフクレジットは本誌に記載）
