“これは絶対名作になる！”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。
ブルックス ブラザーズのコードバン アンラインドローファー
伝統の味わいそのまま、より楽な履き心地に！
トラッド顔、アジアンフィット
足に心地よく吸い付きソールの返りも抜群
小曽根 これって新作？ブルックスってこういうトラッドなコードバンローファーを欠かさず作り続けてきたイメージだけれど。
橋本 随所が進化してるんですよ。アッパーには柔らかなイタリア製コードバンを使用し、ライニングなしのアンラインド仕上げ、さらにグッドイヤーフレックス製法と相まって履き心地がぐっと向上！
小曽根 グッドイヤーフレックスって、グッドイヤーを基本にソールの返りをよくする製法だっけ？
橋本 そうです。薄いインソールとソフトなコルクのおかげでソールがグニャリと屈曲してくれます。
小曽根 そこは嬉しいポイントだね。ローファーってそもそも気軽に履けるのが魅力だからさ。
橋本 さらに木型も最高です。イタリアのラストメーカーを日本に呼び寄せ、幅広甲高な割に踵が小さい日本人の足にぴったりフィットする型を新造したんですよ。
小曽根 キミやボクのような典型的日本人足にはたまらないね。これはロングセラーの予感ヒシヒシ。
伝統の味わいそのまま、より楽な履き心地に！
ブランドアイコンのBB♯1ストライプタイをイメージした靴袋が付属するほか、革底に埋め込まれたラバー部分にも♯1ストライプ柄がさりげなく配される。こういう遊び心もブルックス・ファンの心をくすぐる。各11万円（ブルック ス ブラザーズ ジャパン）
話したのはこの2人
小曽根広光(ファッション担当）
最近履く靴は仏や英製が多かったが、今季は米靴に再注目。
橋本慎司(副編集長)
トラッドなペニーローファーはあらゆるブランドを経験済み。
Brand History BROOKS BROTHERS(ブルックス ブラザーズ)
1818年にNYで創業。ポロカラー（ボタンダウン）シャツ、レップタイ、サックスーツなど名作を輩出し、アメトラを確立した。
※表示価格は税抜き
［MEN’S EX 2019年12月号の記事を再構成］（スタッフクレジットは本誌に記載）
