ヴァシュロン・コンスタンタン
メティエ・ダール・レ・アエロスティエ

空を舞う憧憬を工芸技巧でダイヤルに留める

様々な工芸技巧を駆使した恒例の限定モデル「メティエ・ダール」が今年モチーフとして選んだのは、大空を優雅に舞う気球だった。モデル名にある”アエロスティエ”とは、フランス語でズバリ”気球乗り”の意。1783〜85年にフランスで行われた5つの歴史的な飛行で使われた気球の姿を、それぞれ5つのモデルのダイヤルに彫金と半透明のプリカジュール・エナメルとで浮かび上がらせた。

写真は、1783年のパリの飛行で使われた気球を象っている。ゴールドの塊から削り出された丸みを帯びた立体的な気球の造形は、実にリアル。時間は針ではなくすべてディスクによる窓表示とし、上の左右の窓で時と分、下側の左右の窓で曜日と日付を示す仕掛け。針をなくすことで気球をダイヤルの主役とする巧妙なるムーブメントも、この新作をより魅力的にする。世界限定5本、ブティック限定モデル。

さらにディテールをチェック！（写真5枚）

撮影／岸田克法　文／高木教雄
※表示価格は税抜き