本誌人気連載『Vの方程式』でご紹介したVゾーンの中から、好みのコーディネイトに投票いただくこの企画。今回は2016年1月号のテーマ「今どきボウタイ」で、読者のみなさんが選んだ好きなVゾーンをランキング形式で発表します！
situation?業界の式典に社の代表として参加
やや改まったパーティに出席することを想定して、ネイビーのダブルスーツにボウタイをオン。独特の色合いや素材感が柔らかな雰囲気を醸し出し、むしろ今風のエレガンスが際立った。スーツ11万円／ブリッラ ペル イルグスト、シャツ2万5000円／エリコ フォルミコラ（以上ビームス ハウス 丸の内） チーフ〈スタイリスト私物〉
situation?レセプションパーティに出席
胸元が間延びしないようシャツはストライプに。スーツ17万円／カルーゾ、シャツ1万3000円／ユナイテッドアローズ（以上ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館） チーフ〈スタイリスト私物〉
situation?レストランで記念日を祝う
同窓会などにも最適。ジャケット17万5000円／イザイア（エストネーション） シャツ1万9500円／チット ラグジュアリー、ニットジレ2万8000円／グランサッソ（以上ビームス ハウス 丸の内） チーフ〈スタイリスト私物〉
situation?ホストとしてイベントを仕切る
チェックシャツを選んだのは上と同じ理由。スーツ11万円／タリアトーレ（ビームス ハウス 丸の内） シャツ7万8000円／タイ ユア タイ（タイ ユア タイ 青山） チーフ〈スタイリスト私物〉
今の時期は公私ともにパーティやイベントの予定が目白押しという人も多いだろう。そうした場にどんな装いで出席するかで頭を悩ませているのなら、思い切ってボウタイのお洒落に挑戦してみてはいかがだろう。ここ数年、ボウタイは静かなブームであり、各店とも正統派のシルクボウタイのほか、幅広いバリエーションを揃えている。つまり手持ちのスーツやジャケットに馴染む１本も見つけやすく、手軽に着飾った感じを醸し出せるのだ。とくに最近目立つウールタイプや、ヴィンテージ調の柄を用いたタイプならかしこまりすぎることもないため、得意先のレセプションや仲間内のフランクなパーティなどにも重宝するだろう。
また今どきのボウタイは、チェックやシャンブレーなどカジュアルシャツと意外と相性がいいのもポイント。パートナーとの記念日ディナーなど、普段よりちょっとだけドレスアップして臨みたいときの、新鮮な胸元演出としても活用してほしい。
右：MAISON F メゾンエフ
まるで一点モノのようなムードある一本。仏の某有名メゾンのボウタイも手掛ける実力派で、こちらは三日月型の羽根を特徴とする「MOON」というモデルだ。ヴィンテージ感溢れる生地はシルク100％。1万5000円（伊勢丹新宿店）
中：BEVILACQUA ベヴィラクア
粋なドレスアップスタイルが築けそうな、ヘリンボーン織りのレジメンタル生地を使用。小ぶりながらウール100％ゆえ適度なボリュームがあり、素材感の効いた今風ジャケットとのバランスも取りやすい。1万1000円（トレメッツォ）
左：TIE YOUR TIE タイ ユア タイ
小紋をちりばめたオリジナルのシルク生地から縫製まで、100％メイド・イン・イタリーの逸品。羽根のボリュームがあるため、幅広ラペルのクラシックなジャケットとジャストなバランスを見せる。2万4000円（タイ ユア タイ青山）
撮影／稲田美嗣 スタイリング／武内雅英（CODE） 文／吉田 巌（十万馬力）
