『MEN’S EX特別編集 最高の靴選び』では、人気ブランドの「最高の3足」をピックアップ。履く時にテンションがあがる2026年“今”の最高の靴選びを真剣に考えてみたい。
ENZO BONAFE(エンツォボナフェ)
今なおハンドメイドに極めて近い靴作りを行い、イタリアでもっとも優れた技術を持つと称されるシューズブランドの一つ。イタリアらしい軽快さと色気がありながら、実直でプリミティブな一面も独特の魅力を放つ。そんな最高の名作3選がこちら。
ケーリーグラントⅢ
【木型】 BONJU
【製法】 グッドイヤーマッケイ
【ソール】 レザー
独創的な設計を妥協なくエレガントに再現
まずはエンツォ ボナフェだからこその名作と知っておきたい「ケーリーグラント」。この名は、理想の紳士と謳われた名優に由来。彼が履いたサイドゴアブーツをイメージしている。なんといっても特徴は、短丈ですらっと伸びたノーズ。そしてボナフェならではのウエストのみマッケイ製法によってコバの張りがなく、フォルムがじつにエレガント。ワインハイマー・ボックスカーフのアンティークな表情も、ただならぬオーラを放つ。本作「Ⅲ」は日本人の足型に合わせて作られ、ドレス、カジュアルを問わずパンツとの相性も絶品だ。18万3700円
EB-08
【木型】 LUNA
【製法】 マッケイ
【ソール】 レザー
リピーターも多い傑作ローファー
丸くもシャープすぎる印象もないトゥ。足元が自然とキレイに見えるフォルムによって、オンタイムからカジュアルにもナチュラルに合わせられる定番のコインローファー。木型に忠実なスマートなフォルムは、エンツォ ボナフェならではの職人の手仕事の現れである。アッパーにはしなやかで味わいのあるシボを活かした牛革(ラマ型押し)を使用。マッケイ製法と相まって返りがよく、足馴染みの早さも最高の喜びになる。16万8300円
2695V/C
【木型】 530GIAP
【製法】 TUBOLARE
【ソール】 レザー
今なお支持がやまないローファーの金字塔
完成されたデザインとして普及しているビットローファーだが、そのルーツを伝えるのがボナフェ。誕生時とほぼ同じ木型を使い、色気のあるフォルム。立体的で美しいハンドモカ。甲を飾るゴールドビットにリアルな風格が漂う。さらなる魅力は、木型の下から袋縫いするツゥボラーレ製法。これによって足を包み込む極上のフィット感が楽しめるのだ。本作は深みを讃えるユタカーフが見事にマッチしている点も見逃せない。17万4900円
【BRAND HISTORY】ENZO BONAFE(エンツォボナフェ)
創業者のエンツォ・ボナフェはイタリア靴の超名門、ア・テストーニで10代から修業を積み、28歳で自身の工房を開く。過去には高い技術が買われ、某メゾンのビットローファーに携わったことは有名な話。工房では徹底した品質管理主義、少数精鋭の職人によるたしかな物作りを貫いた。すると前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世も愛用することとなり、国内外のVIPが顧客に名を連ねた。ボナフェ氏は2023年に逝去したが、今も遺志を継いだ職人の靴作りは健在だ。
【創業年】1963年
【創業者】エンツォボナフェ
【創業地】イタリア/ボローニャ
問い合わせ先
オリエンタルシューズ
TEL:03-6804-3280
http://www.oriental-shoes.co.jp
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