ジャケット＋パンツのような今どきのビジネススタイルにメタルバンドのMT—Gは違和感なく馴染むが、それをより大人っぽく見せたいなら、やはりコーディネートにはある程度こだわるべきだろう。とはいえ決して難しいことはでない。気をつけるべきは２点。時計の主張が強い分、それ以外の要素はシンプルに徹すること。そしてできるだけ上質なアイテムでまとめることだ。
たとえばご覧のようなスタイルが好例だ。タートルネックでVゾーンをシンプルにまとめるとともに、色使いもモノトーン基調で控えめに。ややスポーティな雰囲気だが、すべて素材やデザインにこだわったアイテムのため、大人の品を崩していない。こういうスタイルの中でこそ、MT—Gは絶好のアクセントになってくれるのだ。

シンプルなジャケパンコーデの中で、MT—Gのメタリックな輝きが知的なニュアンスを添えているのもよい。ジャケット2万9000円、ニット1万円／以上ユニバーサルランゲージ、靴2万8000円／バーウィック（以上ユニバーサルランゲージ 渋谷店☎03-3406-1515） パンツ2万8300円／ヴィンス（リエート☎03-5413-5333） チーフ9800円／パオロ アルビザッティ（パオロ アルビザッティ☎050-5218-3859） メガネ3万3000円／イエローズプラス（コンティニュエ☎03-3792-8978） 鞄7万2000円／フルラ（フルラ ジャパン☎0120-951-673）

MT—Gの持ち前のスタイリッシュさや高級感をより引き出したいのなら、服だけでなく、ベルト、靴、バッグ、メガネ、筆記具などのすべての小物の色味を統一するのは有効なテクだ。それらを文字盤に合わせた色とすれば、より全体のまとまり感が出て、MT—Gのメタリック外装のアクセント効果も高まる。写真では黒文字盤に合わせて黒のアイテムで統一したが、文字盤の差し色として随所に使われる赤を拾って、小物を同系色の茶系でまとめてもいいだろう。

ビジネスで使う小物を文字盤のベースカラーに合わせてすべて黒でコーディネート。ストイックな雰囲気だからこそ、MT—Gの完成された機能美デザインが際立って見える。クラッチバック2万4000円／フルラ（フルラ ジャパン☎0120-951-673） 名刺入れ2万7000円、ベルト2万4000円／以上エッティンガー（エッティンガー銀座店☎03-6215-6161） メガネ2万8000円／イエローズプラス（コンティニュエ☎03-3792-8978） 長財布5万円、ペンケース1万3000円／以上フェリージ（フェリージ 青山店☎03-3498-6912） 万年筆（上）4000円、（下）1万円／以上ラミー（LAMY Tokyo Aoyama☎03-6721-0771） 靴15万9000円／エドワード グリーン（エストネーション☎0120-503-971）