高級時計ユーザーに、経年変化が楽しめるウォッチケースはいかが?

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経年変化が楽しめるウォッチケース

機械式時計をはじめとする高級時計を複数お持ちなら、普段の収納や出張・旅行などの持ち運びに「ちょうどいいケースがあればなあ」と思った経験はあるはず。

そのひとつの回答となりそうなウォッチケースがこちらだ。
作ったのは、プロカメラマン向けカメラバッグや万年筆ケースを展開する「HANGUI PROJECT(ハングイプロジェクト)」。ハングイと聞いて、「半杭」と自動変換されたかたはおそらくご存じのとおり、「アルティザン&アーティスト」の創業者でデザイナーの半杭誠一郎氏が、同社を退いてから立ち上げたブランドなのだ。

経年変化が楽しめるウォッチケース

「INDUSTRIA(インダストリア)」コレクションから発表された時計ケース『IND-LOW2』について、半杭誠一郎氏に聞いてみた。

——『IND-LOW2』の特徴は?

「内側は柔らかいネオプレーン素材を採用しています。そこに、腕時計が腕に馴染んでいくのと同時にレザーの経年変化が楽しめるよう、最高級のイタリア製バケッタレザーを組み合わせました。
今回の『IND-LOW2』は径40mm前後、厚み15mm程度の時計が2個入るサイズにしています。また、腕時計の落下防止のためにフラップを追加しました。実際に時計店などでも感想を伺い、良い評価を頂いています。」

——開発のきっかけは?

「最初は万年筆ケースの開発がきっかけです。知人の編集者、ライターの方たちから、従来のペン(万年筆)ケースについて、『ペンの大きさや長さ、クリップ形状などに左右されて今ひとつ使い勝手が悪い・・・』との話があって、ネオプレーン素材で試作を始めました。ネオプレーンだけですと、高級な万年筆には不釣り合いなのでバケッタレザーと組み合わせてみました。
試作を重ねるうちに、これは腕時計の持ち運びにも適しているのではないかと思い、同時に進行させました。」

——製品化にあたって苦労した点は?

「『革(バケッタレザー)』と『ゴム(ネオプレーン)』を正確に縫い合わせるのに職人さんも大変苦労されました。」

経年変化が楽しめるウォッチケース

DATA

INDUSTRIA(インダストリア)
IND-LOW2オムレットウオッチケース2
2万3000円
※ダークブラウンとネイビーの2色展開
https://industria-tokyo.com/other/ind-low2/

半杭誠一郎氏 profile

自身のデザインを製品化したく「アルティザン&アーティスト」を創業。メーキャップアーティストへのツールが世界中で評判となる。また、日夜写真を撮り続ける中で(現在はフォトグラファーとしても活動)、自身で納得のできるカメラバッグ、ストラップなども開発。2012年カメラバッグ「ICAM」でグッドデザイン賞受賞。2013年同社退任後、写真家山田慎二氏に師事。現在「INDUSTRIA★」デザイナー、フォトグラファーとして活動している。桑沢デザイン研究所卒。公益社団法人 日本広告写真家協会正会員。

経年変化が楽しめるウォッチケース
※表示価格は税抜き

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