「フィリップⅡ」や「ウィリアム」、改めて考えるジョン ロブの名作の魅力とは?

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様々な人生経験を積み、多くの服に袖を通してきた男が「嗜好」する服やモノとは、何だろうか。身に纏い同じ時を過ごすことで、そこに何を「思考」するのだろうか。王道の男が「シコウ」する本物に迫る。


洒落者を魅了する靴に伝統と革新を思考する

ジョンロブが生粋の靴好きからも、ファッショニスタからも愛される理由。それは、最高峰の職人技術を核として継承しながら、同時に変化を厭わずイノベーションを続ける姿勢にある。べヴェルドウエストやシームレスヒールといった高度な意匠を既製靴にも採用し、かつモダンな細身の木型でビスポークさながらの曲線美を実現した「フィリップⅡ」然り。ダブルモンクの洒脱を世に広めた「ウィリアム」然り。

ブランド初の女性アーティスティックディレクター、パウラ・ジェルバーゼ氏を迎えた昨今は、高級スニーカーという新ジャンルも開拓。そう、正統な技術で、かつてない新鮮な魅力を創造するのが、ジョンロブというブランドなのだ。



既製靴の美しさをビスポークの域まで押し上げた
フィリップⅡ / PHILIP Ⅱ

フィリップⅡ
靴23万円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン) スーツ12万5000円/タリアトーレ、シャツ3万3000円/バグッタ(以上トレメッツォ) タイ1万6000円/ステファノ ビジ(バインド ピーアール) ベルト1万4000円/フェリージ(ビームス ハウス 丸の内) その他〈スタイリスト私物〉

ご存じ、ビスポークと見まごう曲線美を湛えたクォーターブローグである。その流麗極まるフォルムは、あらゆるドレスの装いへさらなる気品を添えてくれる。

ビスポーク然とした曲線美
シームレスのヒール

ため息が出るほど美しい無駄のない曲線の連なり

ほんのりノーズの長い流麗な#7000ラストを使用。丁寧に削り込まれたべヴェルドウエストや、シームレスのヒールが相まって、ビスポーク然とした曲線美を湛える傑作である。控えめなパーフォレーションゆえ、ドレッシーなスタイルとの相性もよい。


2024

VOL.341

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