ポルシェが提案する「EV+ワゴン+スポーツ」、しかも日本人デザイナー。この魅力に抗えますか?

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そうした中でポルシェが注力しているがプラグインハイブリッドモデルだ。「4E ハイブリッド」と「ターボSE ハイブリッド」という2種類のハイブリッドを用意するが、後者がパナメーラシリーズで、最上級グレードという位置づけになる。ちなみに欧州では電動化が加速しており、2018年に販売したパナメーラの実に60%以上がプラグインハイブリッドだったというから驚く。

今回の試乗車は、パナメーラ「4E ハイブリッド」スポーツツーリスモだった。ハイブリッド仕様は残念ながら荷室容量は、ガソリン仕様に比べて約100リッターほど減少するが、これはトランク下に14kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しているためだ。これによって満充電時のEV走行可能距離は約50km、最高速度は140km/hに到達する。

パナメーラ「4Eハイブリッド」のエンジン"
ハイブリッドシステムと組み合わせるエンジンは2894ccのV6。エンジン単体での出力は330PSでモーターが136PS、総合出力は462PSとなる。
ポルシェの4ドアセダンであるパナメーラのワゴンボディにあたるスポーツツーリスモ
スポーツワゴンというカテゴリーながら、走行性能に一切の手抜きがないのもポルシェの特徴。全長5mを越えるボディながら0-100km/h加速4.6秒という性能になっている。

エンジン単体で330PS/450Nmを発揮する2.9ℓ V6ターボとモーターの組み合わせで、システム総合出力は462PS/700Nmとなる。0-100km/h加速タイムは4.6秒、最高速度は275km/hというから、もちろん不満などない。

ポルシェの4ドアセダンであるパナメーラのワゴンボディにあたるスポーツツーリスモ
大人が嗜むGTという顔を持つパナメーラ。ハイブリッドモデルならでは効率的なドライブを提供する「Eホールド・モード」を選べばEV最優先の走行も可能。もちろん、他にもエンジンを最大限に活かす「スポーツ」「スポーツ・プラス」も用意されている。

満充電の状態で、EV走行を行うEパワーモードでは、ほとんどエンジンをかけることなく走る。少なくともカタログの7掛けの30km程度はEV走行可能なようで、自宅周辺のちょっとした移動であれば十分にまかなえそうだ。高速道路で試してみてもEV走行で法定速度の100km/hでの巡航も可能だった。またバッテリーが減ればEチャージモードでしばらく走行すれば、7−8割くらいまではすぐに回生する。

ポルシェといえどもACC(アダプティブクルーズコントロール)なども備わっており、長距離ドライブも非常に快適だ。また、カイエンなどとも共通する所作だが、ACC作動時のブレーキングや速度回復時のアクセルワークもきびきびしており、そのあたりはポルシェのブランドにふさわしくチューニングされているようだ。

残念なのは、CHAdeMO規格には対応していないため外出先で急速充電ができない点だ。平日は夜間など自宅で充電してEV走行をメインに通勤の足として、週末はガソリン車として機能をメインに旅の友として、そんな使い分けができるライフスタイルの持ち主なら、このパナメーラ スポーツツーリスモは、ぴったりのグランドツアラーだと思う。



文/藤野太一 写真/柳田由人 編集/iconic

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ボディサイズは全長5049×全幅1937×全高1428mm。セダンボディより全高が僅かに高い以外は同じ大きさとなる。

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後席が2名仕様のセダンに対し、スポーツツーリスモは5名乗車となる。もちろん、4名乗車もオプションで選択が可能になっている。

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広い荷室もスポーツツーリスモの大きな武器。リアシート使用時が520ℓ、リアシートをすべて倒した際には最大で1390ℓという荷物を積むことができる。

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