3代目となった新型ポルシェ カイエン、「元祖スポーツSUV」はどこが変わった?

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シフトノブの周囲にはエアコン、オーディオ、ナビなどの操作系がまとめられている
ハイパワーエンジンを受け止めるトランスミッションは8速のティプロトニックS。シフトノブの周囲にはエアコン、オーディオ、ナビなどの操作系がまとめられている。

試乗車はもっともベーシックモデルのカイエンだった。3リッターV6ターボエンジンは先代から40PS/50Nm増強され、340PS/450Nmを発揮する。同じユニットを使うパナメーラのものよりも10PS増えており、またトランスミッションもパナメーラが8速PDKであるのに対して新開発のZF社製8速AT、ティプトロニックSを採用する。これは重量物の牽引や低いギアでの悪路走行などを行うSUVとして最適化されたものだ。また4WDシステムは、多板クラッチをアクティブ制御するポルシェ4Dシャシーコントロールを採用しており、状況に応じて前後アクスルに最適にトルクが配分される。

さらにスポーツ性を高めるため足元はオプションの20インチホイールに、フロント275/45、リア305/40というカイエンとしては初めて前後異サイズのタイヤを装着していた。また新型には、911やパナメーラが採用する後輪操舵システム、リアアクスルステアリングをオプションで設定。残念ながら試乗車には未装着だったが、街乗りでは最小回転半径を約60cm短縮、車速が80km/hを超えると同位相にかわり、コーナリング性能や車線変更時の安定性の向上に大きく寄与するものだ。

オプションはなくとも先代より高まったボディの剛性感、軽量化の恩恵によるハンドリングの軽快さはさすがはポルシェとうならされるものだ。重量級モデルにありがちなぐらつくような不安な挙動は一切ない。ひらりひらりとコーナーを曲がっていく。エンジンパワーは、500PSも珍しくなくなったこのクラスのSUVにおいてはパワフルとは形容しがたいが、必要十分なもの。乗り心地良く静粛性も高く、街中を流していると、まるでセダンのようだ。

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