新型メルセデス Gクラス、約40年ぶりの「全面刷新」で一体どこが変わった?

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「カッ、チャキーン」

いざ、ドアを開けると、最も大きく変わったインテリアが目に入る。タービン型のエアベントは、現在の乗用車ラインナップと統一され、新世代のインフォテインメント技術「Mercedes me」を採用。ステアリングには、スマホのような操作感覚が可能なタッチコントロールボタンを追加し、運転支援システムやインフォテインメントシステムのコントローラーも装備している。

「G63」のコクピットとドライバーシートからの眺め(写真5枚)

変わらない部分もある。前後と中央のディファレンシャルロックのスイッチ類だ。これらは定位置のインパネ中央に変わらず配置。パッセンジャー用のグラブハンドルも健在だ。加えて、ドアハンドルを閉めたときの、重厚で独特な金属音「カッ、チャキーン」も相変わらずなことに驚いた。力をかけて最後までドアを閉めきらなければきちんとドアは閉まらないのも、らしい点だ。

関連記事:南仏で新型メルセデス Gクラスに試乗! 次の40年に向け、目指したSUVの姿とは?

導入グレードは2つ。最高出力422psのガソリンエンジンを搭載する「G550」と最高出力585psの、それぞれ4ℓV8 直噴ツインターボを収めた「メルセデスAMG G63 」だ。トランスミッションは両者とも9 速AT。価格は1562 万~2035 万円。今後しばらくは前モデルのディーゼルエンジンを搭載した1080万円の「G 350 d」と併売していくという日本市場。

新型Gクラスのスペアタイヤカバー
本当に"変わらなかった部分"のひとつ、スペアタイヤカバー。最近ではスペアタイヤレスカスタムが都心部では流行している。前モデル同様、生産は引き続き、オーストリア・グラーツにあるマグナ・シュタイヤの工場で行われる。

新型登場により、強気相場が続いたGクラスの相場が徐々に安定しつつある今、前モデルから新型への乗り換えが進むのか、それともクラシカルなムードを残す、ディーゼルエンジンに再び注目が集まるのか。ヘリテージを引き継ぐ40年目のGクラスを市場はどう評価するのか? 今後の動向から目が離せない。

フォトギャラリー(写真5枚)



文・編集/iconic 撮影/iconic、河野敦樹

アイコンとなる丸型ヘッドライトには最新LEDを用いた。

アイコンとなる丸型ヘッドライトには最新LEDを用いた。

歩行者安全の観点から採用廃止になりそうになったという、Gクラスの象徴でもあるボンネット上のサイドウィンカー。衝突時に壊れやすい素材を採用したことで、安全基準をクリアしたという。

歩行者安全の観点から採用廃止になりそうになったという、Gクラスの象徴でもあるボンネット上のサイドウィンカー。衝突時に壊れやすい素材を採用したことで、安全基準をクリアしたという。

悪路走破性が高められた新型Gクラス。ねじり剛性は、大幅に高められ、6537Nm/deg→10162Nm/degになった。超高張力鋼板やアルミ合金を適材適所で使い、170kgの軽量化に成功。ボンネットやドアはアルミ合金製となる。

悪路走破性が高められた新型Gクラス。ねじり剛性は、大幅に高められ、6537Nm/deg→10162Nm/degになった。超高張力鋼板やアルミ合金を適材適所で使い、170kgの軽量化に成功。ボンネットやドアはアルミ合金製となる。

オンロード性能に加えて、従来もつ悪路走破性も格段に向上。前後アクスル間の最低地上高は24.1㎝と、従来比+6㎜。また、最大渡河水深は水中・泥中走行時は70㎝となった(従来比+10㎝以上)。そのほか、デパーチャーアングルは30°、アプローチアングルは31°と、それぞれ従来比+1°高められている。

オンロード性能に加えて、従来もつ悪路走破性も格段に向上。前後アクスル間の最低地上高は24.1㎝と、従来比+6㎜。また、最大渡河水深は水中・泥中走行時は70㎝となった(従来比+10㎝以上)。そのほか、デパーチャーアングルは30°、アプローチアングルは31°と、それぞれ従来比+1°高められている。

G63のコクピット。パッと見は他のメルセデス・ベンツと同じ印象だが、インパネ中央にはディファレンシャルロックの3連スイッチが並ぶ。助手席のクラブバーもGクラスであることを主張する。

G63のコクピット。パッと見は他のメルセデス・ベンツと同じ印象だが、インパネ中央にはディファレンシャルロックの3連スイッチが並ぶ。助手席のクラブバーもGクラスであることを主張する。

ドライバーシートからの眺めも変わらない。フロントノーズの先端が一目でわかるスクエアな形状もGクラスの特徴のひとつ。これで取り回しが格段と良くなったのだから、都心部の狭い裏道でも安心。

ドライバーシートからの眺めも変わらない。フロントノーズの先端が一目でわかるスクエアな形状もGクラスの特徴のひとつ。これで取り回しが格段と良くなったのだから、都心部の狭い裏道でも安心。

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