「退路は断つものではなく、作るもの」~シニフィアン 朝倉祐介さん~【加藤綾子/一流思考のヒント】

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加藤話が前後しますけど、朝倉さんがシニフィアンという会社を立ち上げ、スタートアップなどの支援をされたいと強く思われたのは、どんな理由からでしょうか?

朝倉スタートアップの支援を通じて社会課題を解決するような事業を作っていきたいというのと、そうした会社を作って行くことで孫の世代まで残るような産業を作りたいなと。社会全体からスタートアップの意義も、大企業だと解決できない社会課題を小さなスタートアップがどんどん生まれて急成長することでスピーディに解決できることだと思っています。僕は基本的に悲観的な性格で、日本の将来は決して明るくないと思っていますが、今現役世代の我々が大して頑張れなかったからこうなっちゃったんだよね、と後から思われるのは我慢ができなくて。

加藤朝倉さんは海外との縁も深いですが、世界のためというより、やっぱり日本のためなんですね。

朝倉海外に行くと、日本にもそれなりに愛着があるんだなと気づくじゃないですか。あと、さほど縁もゆかりもない土地の人のために何かをするっていう気になれないのと、僕の想像力の限界は、やっぱり日本なんですよね。

加藤そういう意味で、日本の会社員であれ経営者であれ、現役世代として共通して持っておくべき視点があるとしたら?

朝倉どんな立場であれ、好き勝手を言える状態って、やっぱり楽しいですよね(笑)。会社員であってもたまたまそこに属しているだけで、経営者のように独立した人間として自由に生き生きと自分のやりたいように仕事をすることができるはずです。その場合「今の組織にいなくてもどうにでもなる」というイメージをどれだけ作っておけるかが大事で、資格を持っているとか、実家の家業を継げばいいとか、あるいは日々の仕事の付き合いの中で自分を信頼してくれる人たちがいて、「何かあったらいつでもおいで」と言ってくれる関係性を作っているか。よく「退路を断ってやっているんです」と言う起業家がいますが、逆に失敗できないとプレッシャーになるし、冷静な判断もできない。むしろ逃げ道を作ることで、柔軟な発想で取り組めるんじゃないかと思います。

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2019年VOL.303月号

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