「チームラボ」代表 猪子寿之さんに聞いた!アートを創り出す意義とは――?【加藤綾子/一流思考のヒント】

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「カトパン」ことフリーアナウンサーの加藤綾子さんが一流のトップに組織マネジメントや成功のヒントを探り、そっとシェアする「一流思考のヒント」連載。

第9回「チームラボ」代表 猪子寿之さん[前編]

加藤 綾子さん、猪子寿之さん

※最後に加藤綾子さんのスペシャルフォトギャラリー付き!

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍した後、'16年よりフリーアナウンサーに転身。4月から『世界に発信! SNS英語術』(NHK)、『MUSIC FAIR』(CX)にて新たにMCを務める。8月9日放送のNTV系「池上 彰が教えたい!『実は...のハナシ。』」では、池上 彰さんと共に司会を担当。

猪子 寿之 Toshiyuki Inoko
1977年生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業と同時に、同級生らとチームラボを設立。チームラボは、アートコレクティブであり、集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。https://www.teamlab.art/jp/

平坦な都市で平面的な情報を得ていると、二次元でしか物事を捉えられなくなる。人間は頭でなくもっと体を通して世界を認識した方がいい
(猪子さん)

アートとは時代時代で美の概念を拡張する行為

加藤 日々お忙しいですか?

猪子 さっきパリから戻って、羽田からここに直行だよ(苦笑)。

加藤 パリで何かプロジェクトがあるんですか?

猪子 9月9日まで開催中の「ジャポニズム2018」というイベントの公式企画で、パリのラ・ヴィレットで展覧会(「teamLab :Au-dela des limites」)を開催してるんです。もともと治安があまりよくない、街中もグラフィティーだらけの19区にある建物が10年以上前に文化施設になって、今そこに来場者が1日5000人も来てるんです。

加藤 すごい! チームラボの作品は海外の方が受け入れてもらいやすかったりするんでしょうか?

猪子 いや、日本も海外も変わんない。でも2011年に村上 隆さんに「新しいことをするなら、海外に行った方がいいよ」と言っていただいて、確かに当初は国内ではあまり相手にされてなくて海外しかチャンスがなかったし、今もニューヨークのPace Galleryが各国での個展とかをヘルプしてくれてる。

加藤 そういう意味で7月7日にオープンしたここ新豊洲「チームラボプラネッツ TOKYO DMM. com」(以下チームラボプラネッツ)の存在は、感慨深いものがあったりしますか?

猪子 クライアントからの仕事で日本でもそれなりに取り上げてもらってたんだけど、アートの方は出口が全くなかったので、「だったら自分達でやっちゃえ」と思ってつくったのが、ここの前身となった「DMM.プラネッツ Art by teamLab」(2016年にお台場で開催、毎日6時間以上待ちのまま47日間で閉幕)なんですよ。

加藤 今、社員は何人くらいいらっしゃるんですか?

猪子 500人以上はいます。でも、6~7割はクライアントからの仕事をやっているよ。

加藤 残りの3~4割がアートを制作されていると。

猪子 そうですね。

加藤 その中で500人以上を率いる猪子さんはどんな動きをされているんですか?

猪子 何かを巻き込むとか、誰かを説得するとかっていうのはあまりなくて、いわば勝手に出口を見つけて、勝手に出しちゃう役。ブルドーザーみたいな(笑)。

加藤 でも、身近な人に指示をしたり、何かを準備をさせたりすることはありますよね?

猪子 もちろん細かいことは言います。というか、むしろ細かいことばかりをひたすら気にしてる。でも、基本的にはなかなか言葉にはしづらいけど、ずっと強い思想があって作ってきたから、もはや勝手に積み上がって大きくなっている感じかな。何言ってるか、わからないよね(笑)。

加藤 いえ、わかりますよ。何も言わなくても、周囲が付いて来る感じですよね。

猪子 付いて来てるのかなぁ。みんな、僕にはきっと怒ってるよ(苦笑)。

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2018年Dec. VOL.296月号

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